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というわけで、ウォズニアックのフェイスブックページを探しても無駄だ。また、彼が近いうちにテスラ信者となることも期待してはいけない。彼はテスラ車を1台所有しているが、その車とは“複雑な関係”にある。ウォズニアックはテスラよりもシボレー・ボルトEVを運転する方が多く、テスラのオートパイロット機能には満足していないという。

「私は自律走行車の登場を完全に確信していた」とウォズニアック。「まさにどこにでも行けると思っていた。テスラでそれを達成する次の試みとされるものを長く見てきた末に、多くのテスラ所有者と同じく、目を覚ましたのだと思う。しばらくすると、テスラ車がいかに多くの間違いを犯すかが分かった。世界で最もばかな人間でもやり方が分かるようなことだ」

ウォズニアックはテスラ車の運転中に多くの問題を経験し、自律走行車への情熱が深い疑念に変わったという。「予測できないことが多過ぎる。目の前の路上に転がるタイヤを避けて運転するとか、大きな穴を避けるということを、人は簡単にやってのけるが、テスラがそれをできるとは思えない。また、自動運転車ではナビゲーションシステムに非常に多くの間違いがある」

ウォズニアックが語ったことでおそらく最も予想外だったのは、身分を証明する文書を偽造したことがあるという冗談じみた告白だった。さらに奇妙だったのは、ウォズニアックは「2ドル札」を印刷して、ミシン目を入れたメモ帳に貼ったシートを作り、それを大きく値引きして売っていたという話だ。

「ここラスベガスで、シークレットサービスからミランダ警告(警察が容疑者取り調べ前に行う警告)を告知され、偽のID(身分証)を渡したことがある」とウォズニアック。「それは一見するとDepartment of Defense(国防総省)のIDのように見えたが、Defenseの部分をDefiance(抵抗)に変えていた。これには気づかないものだ。単なるジョークの身分証で、私がレーザー安全担当官だと記されていて、写真では眼帯をしていた」

編集=遠藤宗生

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