そんなインドネシアでのプログラミングに対する盛り上がりについて、Progate取締役COOの宮林卓也はこのように語る。
「インドも熱気ある国だと思っていたのですが、インドネシアはさらに熱気があるし、市場時自体の伸びも感じます。実際、現地でメンバーを採用するためにインドネシアに足を運んで面接すると『プログラミング学習を届けるべきだ』という強い意見をもらうこともありますし、『君たちはインドネシアに進出してどんなプログラミング学習を届けてくれるんだ?』と聞かれることもあります。現地としても関心が高く、絶対に必要なサービスだと言ってもらえるからこそ、半端なものは届けられない責任もあります」
Progate取締役COOの宮林卓也
インドネシア法人はすでにカントリーマネージャーとプロダクトマネージャーを採用しており、加藤は「この1年でインドネシア市場での事業拡大を狙っていく」と語る。
「Progateを使って、プログラミング学習が上手くいくいった事例をつくり、そうした事例から新たにプログラミング学習をしたい人が入ってくる仕組みをいかに早くつくれるかどうか、が大事になってきます。インドネシアはエンジニアが不足してることもそうですし、プログラミング学習に対する需要が高い分、他の国よりもサクセスストーリを早くつくれるようにしていきたいです」
創業時からProgateに出資している株主のEast Ventureはインドネシアの企業にも積極的に投資をしており、現地でのプレゼンスは高い。ProgateはEast Venturesの知名度もうまく使いながら、現地企業との提携も進めていく予定だという。
「何かしら人生の可能性が広がったと思えるサービスにしないといけない。全員がプログラマーになる必要はないと思いますが、プログラミング学習を志した人が何か価値を生み出せ、そして自走できるエンジニアになったと思ってもらえるまで学習導いていけるようにサービス自体もどんどん進化させていきます」