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2020.02.15

米ディズニーランドが値上げ、繁忙期の1日券は200ドル以上に

ジョージ・ルーカス、ビリー・ディー・ウィリアムズ、マーク・ハミル、ボブ・アイガー、ハリソン・フォードが出席した「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」プレオープニング(ディズニーランド、カリフォルニア州アナハイム、2019年5月)(Photo by Joshua Sudock/Disneyland Resort via Getty Images)

米国のディズニーランドが値上げを発表し、繁忙期のワンデーパス(1日券)の価格が初めて200ドルを突破することになった。前回の価格改定は約13カ月前のことで、10億ドルの費用を投じて建設された「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」のオープンと同時に行われていた。

ロサンゼルス・タイムズの記事によると料金は日程ごとに5段階に異なり、1日あたりの料金は最低104ドルで、繁忙期は209ドルとなっている。

通年パスも同時に値上げされ、比較的安いセレクトパスは399ドルから419ドルに上昇した。また、ディズニーランドに加え、フロリダのウォルト・ディズニー・ワールドでも利用できるプレミアパスは1949ドルから2199ドルに値上げされた。

列に並ばずに乗り物にアクセスできるデジタル予約システムMaxPassの料金も、1日あたり15ドルから20ドルに上昇した。しかし、駐車料金は従来からの1日25ドルに据え置かれている。

「顧客の需要に応えるため、価格帯を従来の3つから5つに増加させた」とディズニーランドの広報担当は話した。「顧客により良いエクスペリエンスを提供することが私たちのゴールだ。混雑度に応じて価格を変動させることで、園内の快適さが増すことになる」

カリフォルニア州アナハイムのディズニーランドは1955年7月に開業した。当時の入場料は1ドルで、乗り物の料金は1回あたり10セントもしくは35セントだった。さらに、8回の乗車が可能なクーポンは2.5ドルで販売されていた。

その後の数十年でディズニーのテーマパークは世界に拡大し、現在ではフロリダ、フランス、香港、上海、東京で展開中だ。2019年のディズニーランドの売上は262億ドル(約2.9兆円)だった。

ディズニーランドは毎年、年の初めに値上げを行うのが通例となっている。2021年の初旬にも値上げが実施されるかもしれない。

編集=上田裕資

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