この最新の発言は、コロラド州デンバーの記者からの「それ(大麻)を合法化したコロラド州民は愚かだということか?」という質問に答えたものだ。
ブルームバーグは、広範な大麻合法化に対しては反対する姿勢を変えていないものの、この記者の質問には「この件でいかなる人も収監すべきではない」と答え、単純な大麻所持については方針を転換し、犯罪としての処罰の対象から外すべきだとの考えを明らかにした。
「コロラド州には、州の住民が望むことを行う権利がある」と、ブルームバーグは2月1日、コロラド州デンバーにあるNBC系列の放送局KUSAとのインタビューで述べた。「他の州については、より慎重にことを進めるよう求めたい。なぜなら、それ(大麻)が人体に悪い影響を与えるかどうかはまだはっきりしておらず、医師も確証が持てない状況だからだ」と、ブルームバーグは続けた。「とはいえ、州が(合法化を)望むなら──実際、コロラド州とワシントン州は、他に先駆けて実施したわけだが──それは州の判断に任せられるべきだ」
「だが、私が真に反対しているのは、大麻の所持で人々を収監することだ」とブルームバーグは付け加えた。「これは本当にばかげている」
ブルームバーグは2019年、大麻の合法化について、政策の変更を「愚かなもの」とした発言のほかにも、「理にかなっていない」との持論を複数の機会に展開していた。