同ホテルは「LXRホテルズ&リゾーツ」としてアジア太平洋地域における初進出となり、また、ヒルトンにとって京都初のホテル誕生となる。
東急不動産とヒルトンがホテル事業で協業するのは、2018年4月に開業した「KYUKARUIZAWA KIKYO, Curio Collection by Hilton(旧軽井沢KIKYOキュリオ・コレクションbyヒルトン)」以来2度目。ともにフランチャイズ契約を締結している。
京都市は2018年に観光消費額、宿泊客数がともに5年連続で過去最高を更新。観光消費額については3年連続で1兆円を突破するなど、世界中から注目される観光地として成長を続けている。
ホテルを建設中の「しょうざんリゾート京都」(所在:京都市北区衣笠鏡石町)は、鷹峯(たかがみね)の麓に位置し、紙屋川(天神川)や御土居(おどい)に囲まれた自然環境豊かな立地。約3万5000坪の広大な敷地には、結婚式場や庭園のほか、料亭・レストラン、東急不動産が開発した会員制リゾートホテル「東急ハーヴェストクラブ京都鷹峯&VIALA」(2014年開業)を擁している。
また、金閣寺や光悦寺・源光庵といった寺社仏閣が徒歩圏にあり、ミシュラン星付レストランやラグジュアリーホテルが2019年に開業するなど、京都を代表する高級リゾートエリアとして注目が集まっている。
(左から)東急不動産ホテル・リゾート事業本部長 田中辰明、LXRホテルズ&リゾーツグローバルヘッド ファイサル・ジャファー
東急不動産ウェルネス事業ユニットホテル・リゾート事業本部長の田中辰明は以下のとおりコメントしている。
「国内屈指の観光地として人気の京都、その中でも喧騒から離れた自然豊かなしょうざんリゾート京都において、軽井沢に続く両社の提携により、アジア初出店となるラグジュアリーブランドを誘致できたことをうれしく思います。この地は、きものメーカーとして創業した株式会社しょうざんが『美しいものは、美しい環境から生まれる』といった思想のもと、庭園の整備や日本各地の美しい建造物を移築し、広く訪れてもらえるようにしてきた場所であり、歴史的にも400年以上前に本阿弥光悦が芸術村を築き上げ、才能ある芸術家を世に輩出してきた琳派発祥の地でもあります。
本ホテルの開業にあたり、世界に1億人を超える会員組織を持つ、ラグジュアリーホテルの経験が豊富なヒルトンとフランチャイズ契約を締結しました。これにより、国内外から訪れるお客様にこの地ならではの魅力に触れていただくとともに、新しい滞在型リゾートとして多くの方々にご満足いただける施設になると確信しています」