五常・アンド・カンパニー
調達額:9億9000万円(融資での調達、2020年2月5日時点で900万ドルを円換算した金額)
調達先:クレディセゾン
新興国向け小口融資サービスを展開するスタートアップ。世界中の新興国で低価格かつ高品質な金融サービスの提供を目指して事業を行っている。
同社は現地国企業の買収・設立を通じて世界中にマイクロファイナンス子会社をもち、各国での適切な経営のもと、質の高いサービスと従業員を育成し、事業を拡大している。また各国のマイクロファイナンス機関の持株会社の形態をとっており、パートナーの選定にも力を入れて着実に展開を進めてきたことで、質の高いサービスの提供を実現している。創業以来、30日以上延滞率は1%未満と貸付債権の質を維持しながら、年率200%以上のペースで゙事業を成⻑させた。
AWL
調達額:8億1000万円(内、増資額4.6億円、融資額3.5億円)
調達先:みずほキャピタル / みずほ銀行 / アスカネット / サイバーエージェント / 三井住友銀行 / 三菱UFJキャピタル / 三菱UFJ銀行 / 共同通信デジタル / 凸版印刷 / 東義和
リテール向けAIカメラソリューション「AWL」を手掛けるスタートアップ。天井等に設置されたカメラの映像を、同社の展開する「AWL BOX」で処理することにより、来店した顧客の属性分析、棚前立ち止まり、商品接触などの店内行動を分析するとともに、従業員の業務状況を分析・支援し、現場作業の負荷軽減を実現することを可能にさせる。
店舗の映像データは一切クラウドには送信せず、匿名化したデータのみをクラウドへ送信し、小売店など店舗のオペレーションの改善や商品企画・顧客分析など新たなマーケティング戦略につなげることができる。
H2O Japan
調達額:7億6000万円
調達先:IMM Investment / Samsung Venture Investment / Shinhan Capital / Stonebridge Ventures
全国4000室以上のホテル・旅館など居住系施設の企画・開発から運営まで、さまざまなサービスを手掛けるスタートアップ。
同社が展開する「総合宿泊運営」は、全国7都市で50棟以上のホテル、旅館、民宿など各種宿泊施設を運営している。同社開発システムを用いて複数物件の統合管理、予約管理の効率化から集客の最適化、適切なゲスト対応と高い現場運営力により、クオリティ向上と収益成長好循環サイクルを実現する。また、近年注目されている無人運用システム(スマートロック、チェックインタブレット、現場対応アプリケーションなど)などを同社システムと連携させ物件に合わせた製品の選別・導入・運営サービスなど、常に効率性が高いホテル運営を展開している。