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Anadolu Agency / Getty images

先日公開された『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』について、監督のJ.J.エイブラムスが比較的無口である一方で、脚本家のクリス・テリオは口を閉じていられないようだ。『GQ』に掲載された最新のインタビューを含め、数々の取材の場で彼は、『スカイウォーカーの夜明け』の脚本執筆について語り、様々な要素がどうしてそうなったかを説明している。情報公開はよいことかもしれないが、彼の答えの多くは、この映画について「思うところ」のある人たちを満足させるとは到底思えない。

そもそもテリオは、『スター・ウォーズ』シリーズに抜擢されるには少々場違いな人選だったのではないか。これまでの彼の作品は『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』や『ジャスティス・リーグ』。その2作がさほど特別ではないのに対し、こちらは40年以上にわたるスター・ウォーズ・サーガの最終章となる9作目だ。

テリオはDCコミックス原作映画の仕上がりについて今も質問の集中砲火を浴びているが(『ジャスティス・リーグ』を途中降板したザック・スナイダー監督による「スナイダー・カット」を求める声は終息する気配がない)、『スカイウォーカーの夜明け』でも、似たような形で弁解をせざるを得ない状況に陥っている(「エイブラムス・カット」を求める声は実際に出ている)。

以下に一部を紹介するが、『GQ』のインタビュー記事(未邦訳)でのテリオの発言には、正直言って困惑するばかりだ。自分が下した判断について語るのは控えめにしたほうがいい場合もあるんじゃないか、と思わざるを得ない。読者にはぜひ『GQ』のインタビューを読んでいただき、辻褄の合わない唐突な終わり方に注目してほしい。

え?「テレビ番組の最終シリーズ」?


テリオは、シリーズ最終章に対する自分たちのアプローチについて、こんなふうに語った。

「J.J.が僕に連絡をしてきて、一緒に脚本を書くことになった時点で、僕たちはこれを『シリーズ・ファイナル』と理解していた。42年間続いてきたすばらしいテレビ番組の最終シリーズみたいな、って」

愛されてきたテレビ番組が上首尾に最終シリーズを迎えることがめったにない点を考えると──『デクスター 警察官は殺人鬼』、『ゲーム・オブ・スローンズ』、それから『ママと恋に落ちるまで』の終わり方は、多くの人にとって癒されることのない傷になったに違いない──この発言は、わからなくもないとはいえ、映画の最終章を語るには少々違和感がある。

翻訳=上原裕美子

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