同社は従業員1000人を対象に、午後の疲労感の有無や仕事の生産性について調査を実施。以下はそこから得られた主な結果だ。
従業員の81%は、週に平均3.2日、つまり勤務日の大半で午後のスランプを経験している。
午後のスランプが起きる確率が最も高い曜日は月曜日(27.6%)だったが、ほぼ同数(25.3%)が曜日に関係なく起きると答えた。
仕事上の会議も生産性の減退に関係している。会議中の活力レベルが非常に高いと答えたのはわずか9.4%だった。
頻繁に会議へ引っ張り出され、自分の仕事が終わらないと感じている人のため、簡単に今すぐ始められる生産性向上法を以下に紹介する。
1. 生産性が最も高まる時間帯に難しい仕事を終わらせる
1日の中で最も集中できる時間帯を見つけ、一番難しかったり、時間的制約があったりする仕事を割り当てる。従業員の71%は、自分が最も生産性の高まる時間帯(多くは午前8時~午後2時)に一番複雑な仕事に取り組んでいる。一方、最も生産性の落ちる時間帯は午後2~5時という回答が多かった。
同様に、1週間の中で自分が最も活動的になれる曜日を割り出し、その日に仕事を集中して済ませよう。
2. 生産性が最も高まる時間帯に会議を設定する
一度「午後のスランプ」状態に入ってしまうと、集中して話し合いに参加することが難しくなる。会議を開く時間帯の管理を推進すれば、生産性向上につながる。現状では会議の38%が午前中に行われているが、正午~午後2時の時間帯に会議を行う人の方が、自分は積極的に参加できていると回答する割合が大きかった。会議の開催時間は自分では決められないこともあるが、生産性の最も高まる時間帯に開けるよう、自分でできることをしよう。
3. 一日の終わりまで活力を保つ方法を見つける
10分ほど散歩したり、職場の同僚と雑談したりと、午後のスランプに陥っても集中力を切らさないための自分なりの方法を見つけよう。従業員の4人に1人は、仕事中に居眠りをしたことがあると認めている。眠気を覚ます方法としては、カフェイン入り飲料を飲む(49%)、休憩する(35%)、ストレッチをする(29%)が効果的との回答があった。やり方は人それぞれだが、一日を乗り切るために自分に最も合ったやり方を見つけてほしい。