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Photo by Mark Metcalfe/Getty Images

航空会社に関する情報を提供するエアラインレーティングス・ドット・コム(AirlineRatings.com)は最近、世界の安全な航空会社ランキング2020年版を発表した。

トップ10は上位から順に、カンタス航空、ニュージーランド航空、エバー航空、エティハド航空、カタール航空、シンガポール航空、エミレーツ航空、アラスカ航空、キャセイパシフィック航空、ヴァージン・オーストラリアとなっている。

1位にカンタス航空が入ったのは、筆者の予想通りだった。上位10社はカンタスを含め、乗客の安全性確保で非常に優れた働きをしている。ただ、ランキングの上位10社がその下の20社と比べて特に安全だということは、恐らくないだろう。

カンタスは、一度も死亡事故を起こしたことがない数少ない大手航空会社の一つだが、死者が出なかった事故は何度か起こしてきた。中には深刻なものもあった一方、航空会社の手の及ばない部分が要因となったものもあった。

カンタスが非常に安全な航空会社であることを否定するわけではないが、同社は近年、重大な事故をいくつか起こしている。バンコクのドンムアン空港では1999年、同社のボーイング747型機がハイドロプレーニング現象を起こし、滑走路を逸脱。2010年には、同社のエアバスA380型機がエンジン爆発を起こした。

A380は当時としては比較的新しい機材で、事故の原因はロールス・ロイス製エンジン「トレント900」だったとされたが、優秀な操縦士の働きによりけが人は出なかった。この事故は、事故はどうしても起きること、そして多くの場合には航空会社の手の及ばないものであることを示している。

過去20年間で、ほぼ全ての大手航空会社がニュースとなるような事故を起こしてきた。エミレーツ航空はドバイ国際空港で着陸失敗事故を起こしたし、サウスウエスト航空ではエンジン爆発により機内から乗客が外に吸い出される事故が起きた。しかし、よく言われることだが、こうした航空会社がそれぞれ1日に数千便を運航していることを考えると、死者が出る航空事故の割合は車の死亡事故と比べわずかでしかない。

編集=遠藤宗生

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