きゃりーぱみゅぱみゅ、クリエイターの一面。前例のない香水を開発するまでの舞台裏


アーティストとプロデューサーを往復するバランス感覚


──今回、満を持して「金木犀の香り」をプロデュースされるとのことですが、他にも手がけたいと考えいるモノはありますか?

やりたいこと、興味のあることは盛りだくさんです。たとえば、マンションのプロデュース。

私は物件の内見が好きで、よくマンション見学をします。すると、外観がすごく可愛いのに、内観がいまいちな物件や、その逆をよく目にします。「完璧!」と思えるマンションは、そこまで多くないんです。きっと、同じことを考えている人も少なくないと思います。

なので、機会があれば、自分のこだわりを詰め込んだマンションをプロデュースしてみたいです。



──やりたいと感じることと、現在の活動のバランスは、どのようにして取られているのでしょうか。

とにかく本業で輝き続けることを意識していますね。それができて、初めてやりたいことに向き合う余裕ができると思っています。

やりたいことになんでも手を出していたら、それは「挑戦」ではなく「迷走」になってしまいそうです。なので、今思い描いている「将来やってみたいこと」は、ゆっくりとタイミングを見計らいながら、ここぞというタイミングで取り組めたらいいなと思っています。

とにかく今は、本業のアーティスト活動をやりながら、「香水」のプロデュースをするタイミングがやっと来た感覚です。

──香水のプロジェクトは、本日からスタートするそうですね。改めて、意気込みをお伺いさせてください。

今回のプロジェクトは、今まで以上に真剣です。プロジェクトが終わった後、私自身も、関係者も、商品を購入してくださった皆さんも、全員が喜べるようにしたい。そんな未来に思いを馳せながら、私のこだわりのつめこんで、納得のいく商品をつくりあげます。

文=倉益璃子 写真=小田駿一 レタッチャー : Shinji Uezumi(ADUMS)

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