昨年の「50 JAPAN RICHEST 素敵な金持ちたち」でも述べたが、長者たちがどのくらいの資産を持ち、どのくらいの資産を増やしたかはそれほど重要ではない。重要なのはどういう方法で、あるいはどういう意図で資産を増やしたかがである。その富が、日本を良くしたい、世界を良くしたいという思いを具現化した努力の結果であるならば、我々がそこから学べることは多いだろう。それはピケティ論など比にならない説得力を持つはずである。
そして、その蓄積された富を、どのように使っていくのか。それもぜひ知りたい。それについては近いうちに誌面でぜひ紹介していきたい。
日本長者番付トップ10は以下のとおり。
番付の最低額は6億ドルで、去年の5億ドルから上昇している。
(※為替は、1ドル=119円にて換算。)
1位 柳井正ファーストリテイリング創業者兼社長+親族/211億ドル(約2兆5,109億円)
2位 孫正義ソフトバンク社長/139億ドル(約1兆6,541億円)
3位 佐治信忠サントリーホールディングス会長+親族/109億ドル(約1兆2,971億円)
4位 三木谷浩史楽天会長兼社長/105億ドル(約1兆2495億円)
5位 滝崎武光キーエンス会長/88億ドル(約1兆472億円)
6位 高原慶一朗ユニ・チャーム創業者+親族/54億ドル(約6,426億円)
7位 韓昌祐マルハン会長兼創業者+親族/49億ドル(約5,831億円)
8位 毒島邦雄SANKYO名誉会長+親族/44億ドル(約5,236億円)
9位 森章森トラスト社長+親族/38億ドル(約4,522億円)
10位 伊藤雅俊セブン&アイ・ホールディングス名誉会長/38億ドル(約4,522億円)