挑戦する人と挑戦する企業をつなぐ、Forbes JAPAN 初の採用ブランディング

「フリーアナウンサー」

西川真理子の名刺には、「取締役広報室長」に続き、珍しい肩書が記されている。

プロ野球やJリーグのクラブ、音楽アーティストなどの物販商品の企画・製造・販売や店舗プロデュースを行うESSPRIDE(以下、エスプライド)。本事業と平行し、全国の中小企業の経営者をプロデュースする、「社長ブランディング事業」を手掛けながら成長を続ける。

同社をさらに発展させるため、テレビ局のアナウンサーからエスプライドの取締役へと転身した西川。1児の母としての顔も持つ西川に、そのキャリアチェンジの経緯、そして中小企業を応援することで叶えたい未来の姿を聞いた。

物語の伝え手として、生きるという夢

高校生のときから、将来は自らなにかの事業を興したいと考えていた西川。横浜国立大学国際経営学科に進み、主に米国企業と日本企業の人事、雇用について学んだ。

「当時の日本は終身雇用の時代。でもアメリカの企業ではまったく違う雇用形態が社会的に当たり前のものになっていました。その違いに興味を持ち、ゼミの研究としてロサンゼルスのたくさんの会社に話を聞きにいきました」

異文化のなかで多くの人に触れ、西川のなかにある感情が生まれる。「日本の文化や日本の良さを多くの人に伝えたい」と。

大学在籍中にはミス横浜国立大学に選ばれたこともある西川。各大学の選出者には将来アナウンサーを志望するものも多く、彼女たちとの会話のなかから、自身も「物語の伝え手」としてアナウンサーになりたいという思いが湧き上がる。

願いを叶えられる職業が見つかった西川は大学を卒業後、2007年に山梨放送に入社。12年からフリーアナウンサーとして活躍することに。



「山梨放送は、テレビだけでなくラジオの仕事もあり、地方局の中で特に忙しい局と言われていました。伝えるためには幅広い知識が必要とされ、必死で勉強しました。経済番組も担当し、企業の広報が、人事が、ビジネスがどう動いているかを、学生時代とは違う目線からまた学びましたし、物事の勘所を掴み、伝えるための応用力がつきました。それは今、ビジネスの世界にあっても役立つ力となっています」

人生をかけてやりたいこと、今の会社が目指すこと、2つが綺麗に重なった

2014年には結婚、翌年には出産。フリーアナウンサーとしての仕事も順調に続けていた。しかし、持ち前の好奇心の強さと変化を歓迎するマインドが、西川をビジネスの世界へといざなう。

「夫が経営しているエスプライドでは、すでに社長チップスというツールで中小企業の社長をブランディングする取り組みを行っていました。その取り組みのなかで社長自身が出演するラジオ番組をつくりたいと相談があり、パーソナリティーを引き受けるだけでなくメディアコンテンツの強化に力を入れるようになりました」

社長のブロマイドカード付きポテトチップスからスタートした「社長チップス」。

社長の人柄や経営エピソードを伝えるWEBコンテンツ、社長と学生の交流会やセミナー、イベント開催、メディア制作など“社長ヒーロー化プロジェクト”としてさまざまな業種の社長をサポートしている。

西川は、アナウンサーとして社長チップスが運営するメディアに出演しながら、徐々にエスプライドの事業にコミットし始める。エスプライドが事業を拡大するなかで、新しい人材を必要としており、自身が学んでいた人事面での知識も活かせる環境もあった。

そして2017年、西川は軸足をエスプライドへとシフトする。

「フリーアナウンサーとして関わっていくこともできました。しかしサービスのクオリティをあげたり、新しい取り組みを形にしていくことは簡単なことではありません。それを社員と実現していくためには、会社の人間としてしっかりと責任を負っていることを明確にする必要がありました。子供もまだ幼く、厳しい挑戦ということは十二分にわかっていたつもりです。ただ、覚悟を決めてエスプライドの一員として働くことを決めたのです」



社内外から受ける視線は厳しく、孤独を感じることもあった、西川はそう振り返る。

発する言葉に少しでも甘えがあれば、社員は敏感に反応する。もともとテレビやラジオでは天真爛漫で無邪気なキャラクターとして支持をえていた彼女だったが、経営陣に名を連ねてビジネスに関わる以上、そのキャラクターは通用しない。

入社以来、会社員いや、皆を率いる取締役として奮闘してきた。中小企業の経営者の事業支援のために、日本の未来を担う学生の選択肢を増やすために。そして、彼女と会社を支えてきてくれた社員のために。

入社から2年がたった2019年、エスプライドの主力事業である社長チップスの取り組みは着実にスケールを拡大し、社長チップスがプロデュースする経営者アワードや全国をまわるカンファレンスツアーを開催するに至った。

「緊張の続く毎日でしたが、もともと私自身が、“自分が更新されない”人間であることを一番嫌っていたので、能力やスキルを成長させられる環境は、挑戦しがいがありました。エスプライドでは若い社員にもどんどん責任と裁量を与えるので、若いメンバーたちと真摯に向き合いながらプロジェクトを進めていくことで、ともに成長してきたと思っています」

経営者と、学生が出会うことで起こる“化学反応”に魅せられて

現在は、社長チップスの取り組みに関連させて2020年4月に開催する、経営者のアワードに向けての準備を進めているという。テーマは「学生が令和の愛される経営者を選ぶ」。そしてポイントは全国、海外までエリアを広げて行うこと。

社長チップスの取り組みを通じて、全国の中小企業の経営者たちとの会話を重ねて、西川が感じたことがある。

「同じ地域の経営者の集まりと、社長チップスを通じて集う経営者たちでは、毛色が違うのです。その特徴は素晴らしい人柄を持っていること、ユニークな個性があること、企業の取り組みへの熱い思いがあることです」

同時に「その社長たちの姿が、就職を考える学生たちに充分に伝わっていない」ということも課題として感じている。

現在のリーダーから、未来のリーダーへ夢やリーダーシップを引き継いでいきたい。全国を回ったツアーを開催したこと、全国の社長を表彰するアワードを開催すること、共通するのはともに「地方創生」や「学生とのマッチング」を重視していることだ。

「日本全国にある中小企業が、若い次世代を採用できること、後継者を見つけられること。そしてひとつでも多くの企業が存続していけること。それが社長チップスが描く夢、未来です。直接採用に繋がらなかったとしても、情報を交換できる場に価値があります。

学生たちの価値観に触れることを企業は求めており、また、学生たちは魅力ある社長と直接触れることで、働く環境への選択肢を増やすことを求めています。ですから、学生と経営者がお互いに情報交換しあう環境を作っていくことがいまのミッションです」

その未来の実現のために、影響力を増し、サービスを充実させ、参加する社長を増やす。その歩みはコツコツと着実、しかし踏み出す一歩の幅は広い。

入社間もない社員に責任と裁量を与え、自らの姿で女性社員へのロールモデルを示す。

「自分の役職を目指してくれる社員が出てきてくれたら嬉しいです。組織が活性化することが一番ですし、自身にもハードルを設けず、道を拓いていきたいです」

結婚も出産もして、イキイキと働く。働く女性のロールモデル的な存在の彼女と時を一緒にすることは、ビジネスパーソンとしてではなく、人間的にも大きな成長を得られるのかもしれない。

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