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dropboxのドリュー・ハウストンCEO(Matt Winkelmeyer / Getty Images for Dropbox)

フェイスブックの取締役会にドロップボックス創業者でCEOのドリュー・ハウストンが加わったことが2月3日、明らかになった。

フォーブスは現在36歳のハウストンの保有資産を、13億ドル(約1400億円)と推定している。彼は8人で構成されるフェイスブックの取締役会で5番目のビリオネアとなる。

他のビリオネアとしては資産757億ドルのマーク・ザッカーバーグを筆頭に、COOのシェリル・サンドバーグが16億ドル、初期の投資家のピーター・ティールが23億ドル、マーク・アンドリーセンが13億ドルとされている。

これほど多くのビリオネアを取締役会にそろえる企業は、シリコンバレーで非常に稀だ。グーグルの親会社のアルファベットの取締役会のビリオネア数は4人だ(ラリー・ペイジ、セルゲイ・ブリン、ラム・シュリラム、ジョン・ドーア)。また、アマゾンの取締役会のビリオネアはジェフ・ベゾスのみだ。

ハウストンの参加は、フェイスブックの取締役会の独立性や、ザッカーバーグの企業統治に対する監視機能への懸念を生じさせるものでもある。

ザッカーバーグとハウストンは長年、親交ぶりが伝えられてきた。二人はピンポン仲間として知られ、ブルームバーグはハウストンが過去に、ザッカーバーグに助言を求めた事を報じている。

創業者のザッカーバーグと取締役会メンバーの親密さは、過去に浮上した問題を想起させる。2016年にフェイスブックの株主らは、取締役会を相手取った訴訟を起こし、マーク・アンドリーセンが株主の利益を無視して、ザッカーバーグに助言を与えたと訴えた。

訴訟ではアンドリーセンのアドバイスを受けたザッカーバーグが、会社の支配権を維持しつつ大量の株式を売却し、慈善活動に注いだとされた。

ハウストンはフェイスブックの取締役会への参加にあたり、声明で次のように述べた。「フェイスブックが成長を遂げ、数十億人の人々をつなぐプラットフォームに拡大したことは非常に意義深い。マークや他の取締役らとともに、新たなチャレンジや可能性を探っていきたい」

フェイスブックはデュアル・クラス・ストックと呼ばれる制度を採用し、ザッカーバーグが保有する株は、1株で10倍の議決権の差を持つ「クラスB株式」であるため、彼の支配権は今後も揺らがない見通しだ。今回の報道を受けて、フェイスブックの株価は時間外取引で、1%未満ではあるが下落した。

編集=上田裕資

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