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2020.02.03 12:00

1週間の出発延期も 過去に起きた珍フライト遅延6選

Photo by studioEAST/Getty Images

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飛行機の遅延は誰しも経験したことがあり、決して良い体験ではない。機内や搭乗口で数時間待たされるのは最悪だと思う人は、下記の状況を想像してみてほしい。以下に、航空便が奇妙な理由により長時間にわたり遅延した6つの事例を紹介する。

1. 空飛ぶ椅子で遅延



1982年、ロサンゼルスでフライトの大幅遅延が起きた。原因は、ピクサー映画『カールじいさんの空飛ぶ家』を彷彿とさせる出来事だった。ラリー・ウォルターズという男性が、椅子にヘリウムガスの風船をくくりつけて自らを空に浮かび上がらせ、民間航空便に大幅な遅れが出たのだ。

2. 真珠湾攻撃で1週間遅延



パンアメリカン航空のパシフィック・クリッパー号は、1941年12月7日に真珠湾攻撃が起きたことを受け、フライトを1週間延期した。同機の乗員らはニュージーランドの米国大使館に足止めされ、同号は米国行きの針路を西回りに変更。その結果、意図せずして民間旅客機初の世界一周を達成した。

3. トイレの故障で2日遅延



2012年、サンフランシスコ発上海行きユナイテッド航空857便は、トイレの故障により2日間遅延した。同機はアラスカ州のアンカレジに行き先を変更し、乗客を乗せるため代替機が送られたが、こちらにも欠陥があった。結局、2日後に3機目のボーイング777型が送られてくるまで、乗客はフライトを再開できなかった。

4. ナッツを巡り遅延



「ナッツ事件」として知られるこの問題では2014年、大韓航空の副社長だった趙顕娥が、ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港を出発予定だった自社便のファーストクラスに搭乗した際、のナッツの提供方法に不満を持ち、担当客室乗務員を降機させるために機体を搭乗口に戻すよう要求。フライトを遅らせた趙は、同社会長の娘であったものの、懲役1年の判決を受けた。

5. カーペットの悪臭で3時間遅延



2013年、ルフトハンザ航空の旅客機がカーペットの悪臭を理由に、行き先をストックホルムからコペンハーゲンに変更した。乗客らは強い悪臭に気づいたが、メンテナンススタッフはその原因が単なるカーペットの清掃不足にあったと結論づけた。

6. ハチのせいで4時間遅延



マイアミ発のフライトで、貨物室に数千匹のハチが張り付いていることが分かったため、4時間の遅延が発生した。飛行機に荷物を積み込むことができず、ハチを除去するために養蜂家を呼ぶ必要があった。

編集=遠藤宗生

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