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Photo by Chip Somodevilla/Getty Images

フェイスブックの株価は1月29日の2019年10〜12月期(第4四半期)決算の発表後、時間外取引で6%以上の急落となった。売上はアナリスト予想を上回ったが、投資家らはコストの急増を懸念した。

第4四半期の売上は前年同期比25%プラスの211億ドル(約2.3兆円)で、アナリスト予想の200億ドルを上回った。純利益も前年同期比7%増の73億ドルで、市場予測を上回った。

しかし、コストも前年同期比で34%の上昇となり、社員数が4万5000人近くに膨らむ中で120億ドルに達した。これを受けて投資家の間に失望感が広がり、株価は下落。共同創業者でCEOのマーク・ザッカーバーグの資産は約50億ドル減少した。ザッカーバーグの保有資産をフォーブスは現在、770億ドルと試算している。

同社は今期の決算から、「ファミリー製品」と呼ぶフェイスブック、インスタグラム、メッセンジャー、ワッツアップのうち少なくともいずれか1つを任意の1日に利用したユーザーの数を「DAP(Family Daily Active People)」という指標で発表するようになった。

DAPは11%増の22億6000万人となった。また、同様の指標を月ごとで区切ったMAPは9%増の28億9000万人だった。従来の指標であるMAU(月間アクティブユーザー数)は8%増の24億9800万人となった。

フェイスブックはプライバシー管理の不備で昨年、連邦取引委員会(FTC)から50億ドルの制裁金の支払いを命じられたが、業績の伸びは堅調だ。

決算発表にあたりザッカーバーグは、米国大統領選を控える今年が同社にとって試練の年になるとしたが、選挙に備えフェイスブックのシステムを万全に整えたと述べた。同社の最大の収益源である広告部門の売上は四半期あたり207億ドルに達した。

また、その他の部門の売上も前年同期比26%増の3億4600万ドルに膨らんだ。

eMarketerの主任アナリストのDebra Aho Williamsonは「フェイスブックの好調なモメンタムは、2020年も継続する見通しだ」と述べた。「ここ2年でフェイスブックの周囲には様々な懸念が生じたが、市場予測を上回る売上をあげ、利用者の拡大も続いている」とWilliamsonは続けた。

編集=上田裕資

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