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世界最大のPC向けゲーム配信プラットフォーム「Steam」で知られるValveのハイエンドVR(拡張現実)ヘッドセット「Valve Index」が、異例の売上を記録したことが明らかになった。

VRヘッドセットの出荷台数は2018年に前年比50%の落ち込みとなっていたが、2019年5月に米国市場にデビューしたValve Indexの出荷台数は、調査企業SuperDataによると年間14万9000台に達したという。

そのうち、10万3000台が第4四半期(10月から12月)の出荷台数で、Valve Indexは同期間で最も売れたPC接続型のVRヘッドセットとなった(競合のオキュラス・クエストやPlayStation VRはPCに接続せずに使える、オールインワン型として区別されている)。

Valve Indexの価格は、ヘッドセット単体が499ドルで、コントローラーやベースステーションを含むフルセットが999ドルとなっている。売上を後押ししたのは、Steamの人気ゲーム「Half-Life」のVRバージョンの「Half-Life: Alyx」が、Indexの購入者に無料で提供されたためだとされている。Valve Indexは現在、世界各国で品切れ状態とされている。

SuperDataのデータによると2019年第4四半期のVRヘッドセット市場で、出荷台数ベースで1位となったのはPlayStation VR(33万8000台)で、2位はオキュラス・クエスト(31万7000台)、3位がValve Index(10万3000台)だった。

オキュラス・クエストの2019年の年間出荷台数は70万5000台に達する見通しとされている。

2019年にVRヘッドセットの出荷台数が伸びたことは非常に嬉しいニュースだ。調査企業Strategy Analyticsによると、2018年のVR市場全体の売上は前年比5%マイナスの18億ドル(約1960億円)だった。背景には、ヘッドセットの出荷台数が前年から50%減ったことや、グーグルのカードボードやサムスンのGear VRなどの安価なデバイスが投入されたことがあげられた。

SuperDataは、VR関連市場(ARやMRを含む)の売上規模が2023年には149億ドルに達すると述べている。

編集=上田裕資

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