男性が女性に贈る「フラワーバレンタイン」 花を選ぶコツは?

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青山フラワーマーケットには、1コインから買える手軽な「ライフスタイルブーケ」という定番商品があります。フローリストが組んだ季節の花をクイックに買えることから、男性が手に取られることが多く、実際、2019年の全店(約100店舗)の平均男性購入比率は約19%。しかし、バレンタイン当日のみをみると、30%を超える店鋪が半数を超え、多いところだと80%近くなる店舗もありました。

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もし「もう花贈りはしたことがある」という方であれば、今年のバレンタインは「花合わせ」にチャレンジしてみていただきたいです。店頭に並ぶ無数の花やグリーンから、自分だけの組み合わせを作るのです。

実は、男性のお客さまが多い青山フラワーマーケット エキュート品川店では、いまや男性が1本1本ご自分で花を合わせてレジにお持ちになる光景は珍しくありません。ファッションやインテリアを選ぶように、男女問わず、花も自分で選ぶ方が増えています。

贈る人や飾る場所をイメージして、色、長さ、ボリュームなどを考えながら選んでいく──。フラワースクールhana-kichiでも、花合わせのレッスンはまるで自分がフローリストになった気持ちでブーケが作れるので、年々人気が増しています。

ちなみに、青山フラワーマーケットのロンドンにあるセルフリッジ店では、日本の花屋がもっとも忙しいと言われる母の日以上に、バレンタインの売上はぐっと跳ね上がります。その日に合わせて、日本からスタッフを送り出すほどです。また、立地特性として、両手で持ちきれない位の大きなバラの花束もいくつも売れるというから驚きです。

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ロンドン・セルフリッジのお店にて

今年も各地で、花を手にした女性の喜ぶ顔を見られることを楽しみにしています。

連載:Living With Flowers Every Day
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文=井上英明

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