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テクノからチャート、その他の音楽業界に関する執筆を担当。

ビリー・アイリッシュ(Photo by Alberto E. Rodriguez/Getty Images for The Recording Academy)

今年のグラミー賞では、弱冠18歳のビリー・アイリッシュが最優秀新人賞に輝くことを、多くの人が期待していた。しかし、彼女が世界の音楽業界で最大の栄誉とされるグラミーの主要4部門を独占すると予測していた人は、ごくわずかだったはずだ。

1月26日、ロサンゼルスのステープルズ・センターで開催された「第62回グラミー賞授賞式」で、アイリッシュは年間最優秀アルバム賞、最優秀レコード賞、最優秀楽曲賞、最優秀新人賞の4部門を独占した。



グラミーで4部門を同時に受賞するアーティストは、彼女が史上2人目だ。

アイリッシュは「When We All Fall Asleep, Where Do We Go?」で最優秀アルバム賞を受賞し、世界的大ヒットとなったシングル「Bad Guy」で最優秀レコード賞と最優秀楽曲賞をもぎとった。さらに最優秀ポップ・ヴォーカル・アルバム賞にも輝き、5冠を達成した。



グラミーで主要4部門を同時に受賞したアーティストは、1980年のクリストファー・クロス以来で史上2人目となる。同年に最優秀新人賞に選ばれたクロスは、シングルの「セイリング」で最優秀レコード賞、最優秀楽曲賞を受賞し、アルバム「クリストファー・クロス(邦題:南から来た男)」で年間最優秀アルバム賞を受賞していた。

アイリッシュは主要4部門を同時受賞した2人目のアーティストだが、女性アーティストとしては史上初の快挙だ。さらに、18歳の彼女は史上最年少でグラミー賞主要4部門に輝いた。



クリストファー・クロスは1980年のグラミー賞受賞当時に28歳だったが、アイリッシュはそれより10歳若くしてこの賞を受賞した。彼女は昨年の12月18日に、18歳の誕生日を迎えたばかりで、今回の受賞につながった楽曲を書いたのは、数年前のことだった。



彼女が今回のグラミー賞でノミネートされた賞のうち唯一、受賞を逃したのは最優秀ポップ・パフォーマンス(ソロ)で、この賞はリゾの「Truth Hurts」に贈られた。

編集=上田裕資

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