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ペット大国の米国では、「エモーショナル・サポートアニマル(精神的支援動物、ESA )」と呼ばれるペットたちを、ケージに入れずに飛行機の客室内に持ち込む人々が増加中だ。

しかし、近年は十分な訓練を受けていない犬や猫が機内で様々なトラブルを起こすケースが相次いだ結果、米国運輸省(DOT)は、ペットの航空機内への持ち込みを禁止する法案を提出した。

運輸省が1月22日に提出した法案は、「サービスアニマル」と定義される盲導犬などの搭乗は引き続き認める内容となっている。しかし、盲導犬などに関しても航空会社が独自のルール定め、早めのチェックインを求めたり、客席の足元に収まるサイズに限定するなどの制限を加えることが可能とされている。

さらに、客席に犬を連れて搭乗する旅行客は、その犬が乗客をアシストするための訓練を受けていることを誓約する書類にサインを求められる。米国の室乗務員組合は運輸省の法案を支持する声明を発表した。

デルタ航空やアラスカ航空は既に、ESAの持ち込みに厳しい制限を課すルールを定めている。運輸省が提案した新たな規制は、航空会社が独自の判断でESAの持ち込みを許可する事を許している。しかし、特定の犬種を差別することは禁止されている。

この法案に関しては、パブリックコメントを募集した後、運輸省が集まった意見を吟味し、最終的な法案をまとめる予定とされている。

ワシントン・ポストによると、2017年に商用航空機に搭乗したESAの数は75万1000匹だったという。

編集=上田裕資

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