世界38カ国、800万人が愛読する経済誌の日本版

ウォーレン・バフェット(Photo by Jamie McCarthy/Getty Images)

世界有数の資産家であり、「投資の神様」と呼ばれるウォーレン・バフェットは、熱心な読書家としての一面も持ち合わせている。

投資家としてのキャリアを築き始めた頃から、一日に600~1000ページ読むことを習慣にしていたというバフェット。そんな彼が推薦する本と、バフェットの投資や人生における哲学を学ぶことのできる本を紹介する。

「オマハの賢人」バフェットの驚くべき読書習慣

莫大な資産を持ちながらも質素な生活を好み、「一日の80パーセントを読書に費やしている」「一日に1000ページ読むこともある」と語る。読書にまつわるエピソードも豊富であるがゆえ、その成功の秘訣は読書習慣の積み重ねにあると考えている人も少なくない。

また、「知識は、複利のように積み上がっていく。誰でもできることだが、皆さんの多くはやらない」、「ほぼすべての分野において、成功とは、そのことについて情熱を持つことを意味する」とも語る。

バフェットが推奨する5冊の本

1. 賢明なる投資家-割安株の見つけ方とバリュー投資を成功させる方法/ベンジャミン・グレアム著

株主総会や書簡、インタビューなど、バフェットは様々なシーンで自身が影響を受けた本を数多く紹介しているが、本書については、以下のように語っている。

「私の投資哲学の礎は、ベンが著した『賢明なる投資家』の第8章『投資家と株式市場の変動』と第20章『投資の中心的概念』に、ほぼすべてが書いてあると言っても過言ではない。この本は、人生最高の一冊です」

2. 投資で一番大切な20の教え―賢い投資家になるための隠れた常識/ハワード・マークス著

星の数ほどある投資関連の本の中で、バフェットが「極めて稀に見る、実益がある本」と推薦したことで知られる一冊。

バフェットはハワード・マークスに対し、「君が本を書くなら、必ず推薦文を寄せる」と本の執筆を促した。実際に出版が実現すると絶賛し、自身が会長兼CEOを務める「バークシャー・ハサウェイ」の株主総会でも配布したという。

3. 破天荒な経営者たち ─ 8人の型破りなCEOが実現した桁外れの成功/ウィリアム・N・ソーンダイク・ジュニア著

バークシャー・ハサウェイの株主向け書簡で、バフェットが「資本分配に秀でたCEOたちについての素晴らしい一冊」と紹介したとされる。同社の取締役を務めたことのあるトム・マーフィーについて書かれた章もある。

4. ガイトナー回顧録 ─ 金融危機の真相/ティモシー・F・ガイトナー著

破滅的な金融危機の全容をまとめた大作。バフェットは、「全ての経営者が読むべき本」と評価している。

5. マネーと常識/ジョン・C・ボーグル著

「多くの投資家にとって、なぜインデックスファンドが最高の選択肢なのか? その理由をボーグルが明快に示してくれた」というバフェットのコメントが帯に記された一冊。バフェットは、フィナンシャル・アドバイザーに助言を求めるより、まずはこの本を読むべきだと語っている。

バフェットにまつわる5冊の本

バフェットの成功の秘訣や哲学について知りたければ、バフェットが推奨する本だけでなく、バフェットについて書かれた本もおさえておきたい。まずは、発売から10年以上が経っても高い人気を保ち続ける、この5冊の本から読み進めてみてはどうだろう。

1. 億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術/メアリー・バフェット著 2002

2. 史上最強の投資家 バフェットの財務諸表を読む力 大不況でも投資で勝ち抜く58のルール/メアリー・バフェット著 2009

3. 史上最強の投資家バフェットの教訓―逆風の時でもお金を増やす125の知恵/メアリー・バフェット著 2008

4. バフェットとソロス 勝利の投資学/マーク・ティアー著 2005

5. 信用取引は図解で覚える カラ売り35の法則/椎名 馨子著

文=野田美香

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