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また、売上面でトップクラスのクラブが、他のクラブを大きく引き離す現象も起きている。今回の調査でも、上位5クラブの合計は、10~20位の11クラブを合わせた額を上回る。

デロイトでスポーツビジネス部門の上級マネージャーを務めるサム・ボーア(Sam Boor)は、トップ20に初めてランクインした2つのクラブに注目する。1つはオリンピック・リヨン(17位)、もう1つはSSCナポリ(20位)だ。

「どちらも、UEFA主催のクラブ大会で勝ち進んだという共通点を持つほか、2018-19シーズンから導入され、クラブにより多くの金額を支給するUEFAの新たな分配金メカニズムの恩恵を受けている。当社のトップ20ランキングに入ったすべてのチームの売上が2億ユーロを超えたのは今回が初めてだ」とボーアは語る。

トップ30に目を移すと、いわゆる「欧州5大リーグ」以外のリーグでランク入りしたのは、AFCアヤックス(23位、オランダ)、SLベンフィカ(24位、ポルトガル)、FCゼニト・サンクトペテルブルク(28位、ロシア)、FCポルト(29位、ポルトガル)の4クラブだった。

「2019-20シーズンのチャンピオンズリーグでは、決勝トーナメント1回戦に駒を進めた16チームは、マネー・リーグのトップ20とほぼ同じで、そのすべてが『欧州5大リーグ』の所属チームで占められた」とボーアは指摘する。

「サッカーで、時に予想外の結果が生じることは、長期的かつ持続可能な価値を保つための重要な原動力となっている。この競技に関わる主要なステークホルダーは今後、こうした魅力を保つことの重要性に注視することになるだろう」と、ボーアは将来を予測した。

翻訳=長谷睦/ガリレオ

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