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失敗は否定的に見られがちだ。最も分かりやすい例が学校で、生徒は落第しないように指導される。だが現実社会では、失敗は良いものとなることがある。

発明家のトーマス・エジソンは失敗について質問された際、「私は1万回失敗したのではない。うまくいかない方法を1万通り見つけることに成功したのだ」と答えた。もしエジソンが9999回の失敗の後に諦めていたらどうなっていただろうか。そして最近行われた研究により、キャリア早期の失敗が将来の成功可能性を高めることが明らかになった。

ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院が行ったこの研究では、キャリア早期に助成金制度に応募した科学者のデータを分析。科学者らを助成金を得た「成功グループ」と得られなかった「失敗グループ」に分け、その後10年間に発表した論文の数と、他者の論文内で引用された数から、成功度について評価した。すると失敗グループは成功グループと比べ、影響力の強い論文を発表する確率が6.1%高かった。では、失敗が仕事での成功につながるのはなぜなのか?

・失敗はエゴを抑制する 

最高のリーダーは謙虚さを持つもので、失敗は謙虚さを養う。謙虚さはリーダーシップだけでなく、自己改善にとっても必要なものだ。知的な意味での謙虚さとは、自分が全てを知っているわけではないと認識すること。これにより自分の限界を認め、答えを求め、新たなアイデアを受け入れることができる。

・失敗はポジティブな変化を引き起こす

解雇された時、それをネガティブな出来事としてとらえることもできれば、新たな方向に向かう機会ともとらえられる。それまで仕事を楽しめず何も新しいことを学んでいなかったのに、解雇や買収、リストラを機に、よりやりがいのあるキャリアへと進んでいった人はたくさんいる。こうした人々は居心地の良い場所から押し出されることで、自分の情熱を追い、社会により大きな貢献をすることができた。時として、キャリアの成功に必要なのはちょっとしたきっかけだ。

編集=遠藤宗生

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