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・失敗により新たな視点が得られる

米人気司会者のエレン・デジェネレスは「成功に関する正しい視点を与えてくれるのは失敗だ」と言った。1つの成功につき、100の(もしくは1000の)拒絶、失態、敗北があり、どれも成果と同じく大切なものだ。成功は一夜にして得られない。人は勝利に注目しがちで、敗北は目に入らない。

プリンストン大学のヨハネス・ハウスホーファー助教(心理学・公共学)は、この点を証明し、気を落とした学生に新たな視点を与えるべく、自らがこれまでキャリアで経験してきた失敗を並べた履歴書を公表した。この「失敗の履歴書」には、進学できなかった学校、得られなかった助成金、学会誌に拒否された論文などが連なっている。ハウスホーファーは履歴書の最後に「メタ失敗」として、「このいまいましい失敗の履歴書は、私の学術的成果全体よりずっと大きな注目を集めた」と記している。

・失敗の克服は回復力を育てる

ただ失敗しただけでは仕事での成功にはつながらない。失敗し、立ち直り、再度挑戦することが必要だ。失敗を克服することでレジリエンス(回復力)が育つ。レジリエンスは全ての成功者が共通して持つ資質だ。

・失敗により、自分が求めるもの(と求めていないもの)が分かる

人は成功より失敗から多くを学んでいることを示す確固たる証拠がある。自分が何を求めているのかについて、若いうちから分かっている人もいるが、多くの人はそうではない。複数のキャリアを試してみないと、自分の欲しているものは分からない。もしその仕事が合わなければ次の仕事をしてみればいい。それぞれの失敗を教訓だと思うことで、周囲よりも一歩先を進める。

米国のフランクリン・ルーズベルト元大統領はかつて「穏やかな海では熟練航海士は育たない」と述べた。全くその通りだ。その人がどんな人物なのかを最終的に決めるのは失敗ではなく、失敗にも負けず前進し続けようとする決意なのだ。

編集=遠藤宗生

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