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国際モータージャーナリスト「ライオンのひと吠え」


でも、ここで疑問が生じる。スバルのラインアップを見ると、2.4Lのノンターボを搭載するモデルは存在しない。もともと存在しないエンジンを次期86のためにわざわざ作ることは考えられない。

トヨタのレース部門「GAZOO RACING」(以下、GR)の最新ラインアップをチェックすると、GRスープラと、最近発表されたばかりの1.6Lターボ搭載のGRヤリスが用意されているので、本格的なGR86が出てもおかしくないと思う。

トヨタは、お得意のハイブリッドを活用して、車両の性能や燃費を向上させようと言っている。だが、やはり、バッテリーを含めたハイブリッドシステムが軽量化されない限り、86みたいなライトウェイトスポーツカーには使えないようだ。

では、結局どうなるのか。トヨタとスバルは市場のその強い要望に答えて、2.4Lターボを搭載するか。それとも、コストを抑えて2.4Lのノンターボをつけるのか。なぜなら、2.4Lのターボエンジンがあるから、気が向いたら、そういうハイパワーの86は作れるはずだ。しかし、260psの86を作るなら、より制動力のあるブレーキや、もっと固いサスペンションなどを加えなければならない。問題は、市場が買いたがる価格で抑えられるどうか、だね。

国際モータージャーナリスト、ピーター・ライオンが語るクルマの話
「ライオンのひと吠え」 過去記事はこちら>>

文=ピーター・ライオン

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