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サンフランシスコ本拠のスタートアップ「Modern Health(モダンヘルス)」は、企業の従業員のメンタルヘルスの改善をゴールとしている。同社は先日のシリーズB資金調達で、総額3100万ドル(約34億円)をFounders Fundと著名ベンチャーキャピタリストのジョン・ドーアの主導で調達した。出資にはKleiner PerkinsやAfore Capitalも参加した。

Modern Healthは前回のラウンドで、Yコンビネータや映画「ダラス・バイヤーズクラブ」でアカデミー賞助演男優賞を獲得したジャレッド・レトらの出資も受けており、累計の調達額は4200万ドルに達した。

社員のメンタル面での燃え尽きにより、米国の企業が被る損害は年間1900億ドルに及ぶとの試算もある。従業員のメンタルをサポートするソリューションは、企業にとって欠かせない。

Modern Healthを創業したのは現在29歳のCEOのAlyson Friedensohnだ。彼女は企業向けの福利厚生プロバイダーのCollective Healthに勤めていた頃に、この分野の需要の高まりに注目し、事業を立ち上げた。

競合のTalkspaceが主に個人を顧客とするのとは異なり、Modern Healthは企業顧客に精神面でのケアサービスを提供する。同社のツールは60ヶ国以上で利用可能で、PixarやNextdoor、Gitlab(ギットラボ)などの企業も導入している。

フォーブスの「30アンダー30」にも選出されたFriedensohnは「メンタルヘルスの改善に向けては、その場しのぎの対策ではなく、継続的なケアが必要になる。Modern Healthは企業向けのプログラムを提供していく」と述べた。

今回の資金調達のアナウンスの直前、気になるニュースが浮上した。1月9日、ニュースサイトAxiosは、Modern Healthの元CTOが昨年11月に会社を相手取った訴訟を起こし、同社が投資家に賄賂を贈るなどの不正な手段で、消費者を騙そうとしていると告発した件を報じた。

Friedensohnは、この訴えが全くの事実無根だと否定している。

「既に会社を去った人物が、不満を訴え、元の職場の同僚や企業の信用を失墜させようとする行為はとても悲しいものだ」とFriedensohnはフォーブスの取材に述べた。

訴状ではFriedensohnのリーダーシップに問題があり、社員が離反しているとされたが、彼女はこの件にも反論し、昨年9月に元CTOが辞職して以来、1人の社員も失っていないと話した。

翻訳=上田裕資

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