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ヴィーガンスニーカー市場のいま

ナイキは以前から、植物由来の素材を使ったスニーカーを販売しており、そういった製品は同社ビジネスの主軸になる可能性がある。ナイキの全売上の61%を占めるのがフットウェアで、なかでも有名なのがジョーダン・ブランドだ。

ナイキは2019年8月、100%オーガニック素材を使用したカスタムモデル「Nike Air Max 90」を限定リリース。環境保護に熱心な英ストリートウェア・ブランド「マハリシ(Maharishi)」とコラボし、独自の「ヴィーガン」シューズを150ドルで抽選販売した。

この「Nike Air Max 90」は、中古品販売サイトで1足1446ドルもの高値で転売されている。フットウェア大手にとっては、製品が転売されることも計算に入っているのかもしれない。北米のスニーカーやストリートウェアのリセール市場は、2025年には60億ドル規模に拡大すると金融サービス会社Cowenは推測している。

リセールされるスニーカー

都市カルチャーは以前から、スニーカー業界に画期的な影響をもたらしてきた。そのおかげもあって、スニーカーのリセール大手StockXは、2019年6月に1億1000万ドルを資金調達し、評価額は10億ドルとなっている。

消費者が群がるそうした消費財は、いまや取引可能な商品となっている。「スニーカーヘッド(sneakerhead)」と呼ばれる世界中のスニーカーマニアは、スニーカーを投資資産だと考えているのだ。ヴィーガンスニーカーは、次なるトレンドになるかもしれない。

アディダス、ナイキ、プーマは2019年8月、ほかのアパレル30社とともに「G7ファッション協定(G7 Fashion Pact)」(地球温暖化の阻止、生物多様性の復元、海洋保護の分野で目標を達成することを表明した協定)に署名した。自分のお気に入り製品ではなく、持続可能なヴィーガン素材を使ったスニーカーを買う人たちはいったいどのくらいいるのか。それはまだわかっていない。

翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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