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Samir Hussein / Getty images

英国ではヘンリー王子とメーガン妃が王室の主要メンバーとしての立場を退き、経済的な自立を目指すと発表したことを受けて波紋が広がっている。

そのメーガン妃が王子との結婚前、俳優として活動していたころに前夫の映画プロデューサー、トレヴァー・エンゲルソンと暮らしていたロサンゼルスの住宅は、いまだに買い手がつかないもようだ。

高級住宅街ハンコックパークにある4ベッドルームのこの家は、2019年8月に179万ドル(約1億9700万円)で売りに出されたものの、わずかながらその直後に値下げ。現在の販売価格は175万ドルとなっている。

同地区にある住宅が売りに出されることは珍しく、市場に出回っているのは現在、わずか20数軒。一世帯住宅の価格は、およそ150万ドルから1600万ドルだ。集合住宅もいくつかあるが、価格はいずれも100万ドル以上。100万ドルに満たない価格で販売されているのは、65万9000ドルのコンドミニアム(1ベッドルーム、2バスルーム)のみとなっている。

メーガン妃とエンゲルソンは2011~2013年、わずか1年半ほどの短い結婚生活をこのハンコックパークの家で送ったとされる。ただ、同物件は2006年に110万ドルで売りに出されて以降、2013年までの間は市場に出ていなかった。つまり、エンゲルソン夫妻は賃貸でこの物件に住んでいたとみられる。

未来のロイヤルが選んだ家は

外観はコロニアル様式、内装はカリフォルニア州の住宅らしく開放感があるこの物件は、延べ床面積およそ210平方メートル、敷地面積はおよそ743平方メートル。広くはないが、芝生が張られた裏庭もある。

板張りの床が素朴な印象を与える室内は、建設された1924年当時の面影を残していると思われる。1階は大きなアイアン窓から十分に自然光を取り入れることができる設計。外壁をつたって2階へ登ることが難しくしなっており、明るさを保つと同時に安全性の問題も解消している。

天井のライトが埋め込み型になっているほか、室内全体の色に統一感を持たせたこと、壁面にほとんどモールディング(くり型)を取り入れていないことで、全体的に広々とした造りになっている。

1920年代の雰囲気を残しているもう一つの部分は、2階の寝室の一つとつながっているバスルームだ。床にはヴィンテージのタイルが貼られ、壁面の一方にはヘリンボーン柄のアクセントウォールを採用。アールデコ様式の鏡が取り付けられている。

その後に英王室の一員となる人が選んだとは、意外な印象を受ける家だといえるかもしれない。

編集=木内涼子

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