次の3つのアドバイスを参考に、新年の勢いを活用して2020年のキャリアを開始しよう。
・先延ばししない
何かを始めるなら今が最適だ。先延ばしすればキャリアが停滞するだけだ。
あすではなく、きょう実行すること。「あす」は多くの場合、1週間や1カ月先になってしまうのだから。何かアイデアがあるのであれば、それを行動に移す。今すぐにできないことであれば、忘れないように携帯電話にリマインダーをセットしておく。
自分に先延ばしする癖があると分かっているなら、キャリア目標に取り組むための時間を毎日確保すること。30分だけでもいいし、必要なだけじっくり取り組んでもいい。最も大切なのは、その時間を生産的でキャリアに集中できるものにすることだ。
・率先して行動する
他人が自分の代わりに動いてくれたり、最初に話を持ち掛けてくれたりするのを待っていてはいけない。自分のキャリア管理については、自分から率先して行動しなければならない。
ネットワーキング(人脈作り)のイベントに出席するなら、積極的に人々に話しかけ、交流しよう。人のメールを待つのではなく、フォローアップメールを真っ先に送る人物になろう。誰かを紹介してくれるよう知り合いに頼み、そのために必要な情報を提供しよう。
率先した行動は、昇進や自分の役割の拡大を目指している際には特に重要だ。自分の希望を上司が分かっていると思い込んではいけない。部下のそうした志望について、大抵の上司は気づいていない。上司と打合せをして自分の目標について話した上で、キャリア目標の実現に向けて努力し続けること。
・妥協しない
現状のキャリアについて妥協したり、甘んじたりしないこと。仕事について不満に思ったり、マンネリを感じたりしているなら、それが自分の運命だと受け入れてはならない。今すぐではなくとも、状況を改善させる方法は常にある。
快適で給与も良く、自分の希望の多くを満たす仕事をしていれば、それで良しとする気持ちになりやすいが、そうだとしても改善の余地がないわけではない。
自分が居心地よい環境から出て、新しいことを始めてみよう。昇進した自分や、より多くの仕事を任された自分、あるいはその他の大胆な活動をしている自分の生活を想像してみよう。そうすることで心構えが変わり、現状に甘んじる心への対処法ともなる。
自分のキャリアを自分で決めることを2021年まで待ってはいけない。やりたいことは、今年中に実現させよう。