落胆を糧に、確実にキャリアを進展させる4つの方法

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3. 前向きな考え方をする

足りないことに目を向けるのか、今あるものに目を向けるのかの選択肢は常に存在する。足りない方に目を向ければ、「これが私の唯一のチャンスで、唯一の機会だった。そして今、それが終わってしまった」と思うだろう。一方、今あるものに注目すれば、無限の可能性と機会があることを認識でき、前進するための他の方法を考えることができる。

前向きな考え方をすれば、「No(ノー)」という答えは「Not Yet(今はまだ、だめなだけ)」を示す場合もあることを理解できる。「私はあの仕事を得られなかったかもしれないが、他の会社が私のスキルや専門性を探しているかもしれない」と考えることができる。

今あるものに注目することで、他の選択肢に対して道が開ける。落胆したときはいつでも、悪い方ではなく良い方に目を向けるようにすれば、いつでも他の道や選択肢があることに気づくだろう。

4. 教訓を見つける

謙虚になり、失敗しなければ学んだり注目したりできなかったことを学ぶため、落胆するような出来事が起きることもある。またこうした出来事は、無難な行動を取って安全地帯にとどまっていてはいけないことを知らせてくれる人生の注意喚起かもしれない。

落胆したことで腹を立てたりやる気をなくしたり、怒りを持ったりすれば、キャリアで新たな扉を開くため必要な鍵を逃してしまう。一歩後ろに引いて感情を排除し、「私はこれから何を学べるか?」と自問する意思を持つべきだ。

求職活動で成功しないのは、仕事に応募するときの自己アピール方法がその仕事への適性を示す最適な方法ではないからかもしれない。また昇進できなかったのは、自分をアピールし、会社のために達成した成果を示す方法を理解しておらず、自分がそのスキルをまだ習得していないことに気づく必要があったからかもしれない。

あるいは、昇進であれ仕事の機会や顧客であれ、あなたの希望がかなわなかったのはそうしたものがあなたにとって小さ過ぎること、あなたにはもっと大きなことができることを人生が教えてくれようとしたのかもしれない。

時間を取って教訓を見つけるようにすれば、落胆した瞬間は異なる手法や新たな方向性を発見するためのものだったと気づくかもしれない。

こうした視点で考えれば、落胆により確実にあなたのキャリアが加速する。自分の殻に閉じこもって恥を癒やす代わり、新たな可能性に自らを開くことができるからだ。もちろん、前に進むためには自分の感情を認める時間を取らなければならないが、キャリアで新しい高みに到達したかったらその後は視点を変え、前向きな考えを採用し、教訓を見つけなければならない。

翻訳・編集=出田静

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