首位に立ったのはアデルの「21」で、それに続く2位も彼女の「25」だった。アデルのデビューアルバムの「19」は13位だった。2010年代の音楽シーンでアデルはその巨大な才能を開花させ、史上最も成功したシンガーの一人となった。
さらに驚くことに、3位と4位も一人のシンガーのアルバムが占めることになった。エド・シーランの「X(マルティプライ)」と「÷(ディバイド)」だ。この2枚の作品からは2010年代を代表する数々の名曲が送り出された。
エド・シーランはさらに7位にもデビューアルバムの「+(プラス)」を送り込み、10位までに送り込んだアルバム数ではアデル以上となった。
もう一つ、今回のランキングで注目すべきは、カナダのマイケル・ブーブレが2011年にリリースした「クリスマス」が5位に入った事だ。このアルバムは毎年、クリスマスシーズンになるとチャートに再浮上している。季節もののコレクションは時おり想像以上のヒットとなることで知られるが、ここまで高い順位を獲得したのは印象的だ。
上位100位までをチェックしてみると、トップ10入りを逃したワン・ダイレクションとオリー・マーズらがそれぞれ、4枚のアルバムをチャートに送り込んでいた。また、リアーナやエミネム、コールドプレイらも3枚をランクインさせていた。
下記に上位10アーティストとそのアルバム名を掲載する。
1. アデル「21」
2. アデル「25」
3. エド・シーラン「X」
4. エド・シーラン「÷」
5. マイケル・ブーブレ「クリスマス」
6. サム・スミス「In The Lonely Hour」
7. エド・シーラン「+」
8. エミリー・サンデー「Our Version of Events」
9. テイク・ザット「Progress」
10. 「グレイテスト・ショーマン」(オリジナル・サウンドトラック)