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ドナルド・トランプ大統領(Scott Olson/Getty Images)

フェイスブック幹部のアンドリュー・ボスワースは1月7日、社内向けの掲示板で「ドナルド・トランプが2016年の米国大統領選挙で勝利を収めたのは、彼のフェイスブックの広告戦略が正しかったからだ」と発言した。

また、今年の大統領選挙でフェイスブックの社員がトランプの再選を阻止するような行為をしてはならないと述べた。その後、ニューヨーク・タイムズ(NYT)が彼の発言を引用した記事を掲載したのを受けて、彼は自身の発言の意図を改めてフェイスブック上で公開した。

ボスワースは、フェイスブックはトランプが大統領に選出されたことに関し、一定の責任があると述べた。しかし、トランプが勝利したのは民主党が主張するように、フェイスブックの不手際が原因ではないという。

「ドナルド・トランプを勝たせた責任がフェイスブックにあるかと問われれば、答はイエスだ。しかし、彼が勝ったのはロシアによる情報操作や、ケンブリッジ・アナリティカの問題があったからではない。彼が大統領に選出されたのは、どの候補よりも優れたデジタル広告戦略をとったからだ」と彼は述べた。

彼はさらに、フェイスブックの社員がトランプの再選を阻止するため、広告のルールを変更するような誘惑に惑わされてはならないと続けた。意見の違いや、悪趣味だという理由から、フェイスブックのリーチを制限してはならないというのが、ボスワースの見解だ。

彼の話は広範囲に及び、フェイスブックを砂糖に例えつつ、「節度ある利用」が大事であるとした。ケンブリッジ・アナリティカ問題に関しては、「彼らはガマの油を売りつけるようないかがわしい商売人だった。自社のツールの能力を誇大宣伝していたが、実際にはほとんど効果をあげていなかった」と述べた。

ボスワースは自身がリベラル派であり、フェイスブックの力でトランプの再選を阻止したい思いにかられることもあると述べた。しかし、ボスワースは「ロード・オブ・ザ・リング」の逸話を引用しつつ、「そのような行為は絶対に避けなければならないし、もしも実行すれば恐ろしい結果につながる」と続けた。

フェイスブックは民主党、共和党の両陣営から世論に与える巨大過ぎる影響力を理由に、非難を浴びている。左派は同社がフェイクニュースや陰謀論を放置した結果、トランプを有利にしたと主張する。一方で、保守側はフェイスブックが右よりの意見を排除していると不満を述べている。

編集=上田裕資

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