外国人が「もう一度訪れよう」と誓う日本の神社16選(その2)

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英国の訪日旅行手配専門旅行会社「Japan Travel Centre」が、日本のベスト社寺を「Japanese Shrines and Temples」という記事で紹介している。同サイト協力のもと一挙公開する。まずは、「神社」について2回にわたって掲載する(その1はこちら)。

魂を癒しうる静謐なスポット、そこに満ち満ちた悠久の気に惹かれる思いは国境を越える。海外サイトが教えてくれる神社・名勝リストで、われわれ日本人の心も聖地への憧れに誘われそうだ。


9. 元乃隅稲荷神社(山口)

元乃隅稲荷神社(山口県)
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元乃隅稲荷神社には123の鳥居があり、神社から海を見下ろせる崖にまで続いている。1955年に建立されたこの神社には、地元の漁師のもとに白い狐の姿をした神が現れ、お告げを残したことから建てられたという伝説がある。

10. 宇佐神社(大分)

宇佐神社(大分)
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宇佐神社(宇佐神宮)は8世紀から続く、日本の八幡神(弓矢と戦の神)を祀る神社の総本宮で、大分県の国東半島に位置する。多くの宮や橋、池、木々に囲まれ、小道を散歩すれば、その静寂さの中で自然の悠久さ、雄大さを反芻し愛でることができる。本殿は国宝に指定されている。

11. 太皷谷稲成神社(島根)

太鼓谷稲荷神社(島根)
Japan Travel Centre

日本五大稲荷のうちの一つである太皷谷稲成は、悪霊を封じる目的で18世紀に津和野城近くに建立された。現在でもなお、多くの人が豊作、健康祈願、良運を願って神社を訪れる。神社は島根県津和野町の高台に位置し、そこからは本殿へと向かって勾配に立ち並ぶ多くの鳥居を見ることができる。

12. 平安神宮(京都)

平安神宮(京都)

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京都を拓いた二天皇、桓武天皇(737〜806)と孝明天皇(1831〜67年)に敬意を表して建造された。

13. 熱田神宮(愛知)

熱田神社(愛知)

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天照大神(太陽神)を祀る重要な神社である。三種の神器のひとつ「草薙剣」は、一般には公開されず、ひそやかに保管されている。

14. 出雲大社(島根)

出雲大社(島根)
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「出雲お社(やしろ)」としても知られる出雲大社は大国主(伝説上で日本を作ったとされる神)を祀る、日本で最も古い神社のひとつだ。巨大なしめ縄(神道でお清めの意味として使われる、藁で作られたロープ)があることでも知られる。伊勢神宮同様、再建、維持、改修されて今の姿を保っている。

15. 太宰府天満宮(福岡)

太宰府天満宮(福岡)
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高名な学者であり、高官でもあった菅原道真を祀っている。道真は当初、天皇に忠実に仕えたが、後年は陰謀に関与したとして太宰府に追放された。道真の死後、自然災害が起こったとき、これは不公正な待遇への道真の怒りがもたらしたものだ、と人々は考えたという。

神社は彼の墓の近くに建てられている。太宰府天満宮には多くの参拝者、とりわけ試験での幸運を祈る学生が多く訪れる。

16. 祐徳稲荷神社(佐賀)

祐徳稲荷神社(佐賀)
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1687年に鍋島直朝によって建てられた伏見稲荷、豊川稲荷と並んで日本最大の稲荷神社のうちのひとつだ。印象的な外観の本殿をはじめ、山の斜面に建てられたこの神社の建築構造は完璧な美を誇る。神社は1949年に火災に遭って崩壊し、その後1957年までかけて再建された。

タイの映画「タイムライン」とタイのドラマ「コルキモノ きもの秘伝」の撮影が祐徳稲荷で行われたため、タイからの観光客が多く訪れる。

翻訳=河村 優 編集=石井節子

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