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CES2020でのプライバシー・ラウンドテーブルに参加したフェイスブックのエリン・イーガン(左)とアップルのジェーン・ホーバス(右)(Photo by David Becker/Getty Images)

フェイスブックとアップルは、ここ1年以上もの間、互いのプライバシーの取り扱いポリシーを批判し合ってきた。しかし、1月7日にラスベガスの「CES」会場で対面した両社の担当者らは、非常に抑えたトーンで議論を重ね、人々の権利を守る上でいかにプライバシーが大切であるかを語った。

アップルは以前からプライバシー重視の姿勢を打ち出し、同社のデバイスが人々の健康や財務に関わるセンシティブなデータを厳格に管理する点をアピールしてきた。アップルのプライバシー担当のジェーン・ホーバスは、この取り組みが同社にとっていかに重要であるかを強調した。

「当社はティム・クックCEOの指揮下で、全社をあげてこの課題に取り組んでいる」とホーバスは話した。

フェイスブックはプライバシー管理を怠ったとして昨年、50億ドル(約5420億円)の罰金の支払いを命じられた。同社のプライバシー主任のエリン・イーガンはフェイスブックが現在、情報の収集プロセスの透明性を高め、集めた情報がどのように利用されているかを、利用者に開示する取り組みを進めていると述べた。

フェイスブックの事業が広告によって成り立っているという理由だけで、非難されるのは不当だとイーガンは述べ、プライバシーは人々の基本的な権利だと話した。これについて、アップルのホーバスは、あえて意見を述べなかった。

「競合企業のやり方に口をはさみたくはない」とホーバスは語った。

議論には連邦取引委員会(FTC)のレベッカ・スローターも参加したが、特定の企業のオペレーションに意見を述べることは拒否した。彼女はしかし、人々は個人のデータを収集されることに抵抗感を抱いていると話した。

「人々が望んでいるのは、最低限の個人データのみが収集され、企業が彼らを傷つける行為を行わないことだ」と、スローターは述べた。

編集=上田裕資

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