外国人が「もう一度訪れよう」と誓う日本の神社16選(その1)

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英国の訪日旅行手配専門旅行会社「Japan Travel Centre」が、日本のベスト社寺を「Japanese Shrines and Temples」という記事で紹介している。同サイトの協力のもと一挙公開する。まずは、「神社」について2回にわたって掲載する。

外国人旅行者が「参拝」し、帰国後に「ああ、あの聖地をまた訪れ、けがれなき『気』に包まれてもう一度深呼吸したい」と焦がれる神社・名勝のリストは、われわれ日本人の魂をも癒しうる情報源となりそうだ。(その2はこちら


1. 伊勢神宮(三重)

伊勢神宮
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伊勢神宮は神道の中心地であり、日本で最も重要かつ神聖な場のひとつとして挙げられる。伊勢神宮は2つの神社からなる。内宮(本殿)は天照大神(太陽の神であり、古来から天皇家の守護神である)を祀り、外宮(下宮)は豊受大神(五穀や住居、衣服の神)を祀っている。三種の神器のうちのひとつ、「八咫の鏡」は内宮に保管されている。

この神社は、江戸時代には巡礼者の目的地として名高かった。20年ごとに「式年遷宮」と呼ばれる儀式が行われる。この儀式がある年には主要2社殿と橋が再建され、その2社殿神たちは新社殿へと移される。最後の「式年遷宮」は2013年に行われた。

2. 明治神宮(東京)

明治神宮
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1915年から1926年の11年にわたって建造された、東京で最も有名な神道神社である。明治天皇とその妻昭憲皇太后の魂が祀られている。

3. 厳島神社(広島)

厳島神社
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厳島神社と宮島は日本三景のひとつに数えられ、世界遺産にも登録されている。海と嵐の神を讃える神社であり、水中からそびえる鳥居で有名だ。

4. 日光東照宮(栃木)

日光東照宮
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徳川家康を「東に輝く光の偉大な守護」を意味する「東照大権現」として讃え、奉るために建造された。世界遺産「日光の社寺」(Shrines and Temples of Nikko)のひとつである。東照宮では神道・仏教両方の要素を含む、すばらしい木彫りや複雑な装飾芸術を目にすることができる。

5. 鶴岡八幡宮(神奈川)

鶴岡八幡宮
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源頼義の命により、源家の氏神を祀る目的で建てられた。応神天皇、姫神、そして神宮皇后が神格化され、皆鶴岡八幡宮に祀られている。神社は巨大な庭園や池、木々からなり、「日本で元旦の参拝者が最も多い神社」としても知られている。

6. 熊野神社(和歌山)

熊野神社
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熊野那智大社は、僧侶が修験道(外来の宗教と日本の信仰が融合して形成された宗教)を行う聖地である那智山に位置する。熊野神社は熊野古道巡礼の主な目的地であり、速玉大社、本宮大社と共に紀伊半島に位置する3つの御岳に数えられる。

神社から数メートル行くと、日本一の高さを誇る那智の大滝を望むことができる。いにしえの時代、日本の人々はここを聖なる場所とし、この滝を崇めた。

7. 伏見稲荷大社(京都)

伏見稲荷神社
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日本の全稲荷の総本宮であり、稲荷大神を祀る神社だ。稲荷大神は711年の昔から奉られている。山全体は「お稲荷さん」と呼ばれ、いくつもある小さな神社へと続く道すがらに、大小の鳥居が立ち並ぶ。JR稲荷駅を降りて5分程歩くと、神社の山道に鳥居の入り口が現れる。

8. 金刀比羅宮神社(香川)

金刀比羅宮神社(香川)
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四国地方、香川県の琴平町に位置する日本で最も大きな神社のひとつで、古来から現在に至るまで長く、巡礼の地として有名だ。海抜1500フィートの「象頭山」の頂上にあるため、辿り着くのがおそらくもっとも大変な神社でもある。日本人は金刀比羅宮に祀られる海上の守り神を、親しみを込めて「こんぴらさん」とも呼ぶ。

「その2」に続く

翻訳=河村 優 編集=石井節子

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