アップル幹部が27年ぶりCESに参加、プライバシー問題言及へ

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毎年1月、米ラスベガスで開催される世界最大の家電展示会「CES」に、今年はアップルの幹部が登壇する。同社にとっては1992年以来のCESへの公式参加となる。

アップルは今年の会場で、消費者のプライバシー保護について言及する見通しだ。1月7日に開催予定のプライバシーをテーマとした座談会に、アップルのプライバシー担当のジェーン・ホーバスが参加する。フェイスブックのプライバシー主任のエリン・イーガンも同席する予定だ。

ティム・クックとマーク・ザッカーバーグは以前からプライバシー関連で対立する意見を述べており、議論の白熱も予測される。アップル幹部が以前にCESに参加したのは1992年のことで、当時のCEOのジョン・スカリーが伝説のPDA「Newton」をお披露目した。しかし、近年は同社の幹部がCESでプレゼンを行うことはなかった。

アップルは昨年のCESの開催に合わせ、ラスベガスで屋外広告を掲載し、「What happens on your iPhone, stays on your iPhone.(iPhoneの中の情報はiPhoneに留まる)」とのメッセージを打ち出して注目を集めていた。

これは、ラスベガスで古くから伝わる格言「What happens in Vegas stays in Vegas.(ベガスでの出来事はベガスに留まる。つまり、無茶なことをしても気にするなの意味)」をもじったものだった。

1月7日の座談会がどのような内容になるかに、注目が注がれている。

編集=上田裕資

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