北欧美学を体感。日フィン100周年に日本進出を果たしたブランドを一挙公開

埼玉県飯能市のムーミンバレーパーク

フィンランドと日本の外交関係樹立100周年を迎えた2019年。この記念すべき節目に、日本でも愛されているフィンランド発祥のブランドが、日本各地に相次いで進出した。ミニマルでモダン、自然を大切にする精神は、両国の共通美学と言えるだろう。より身近になったブランドやスポットを通じて、北欧の空気感を体感してみてはいかがだろうか。

1.MAJA HOTEL KYOTO(マヤ ホテル キョウト):洗練された小空間でくつろぐ

MAJA HOTEL
12月にオープンしたばかりのMAJA HOTEL KYOTO(写真=Shin Ebisu)

12月21日京都・河原町にオープンした、「MAJA HOTEL KYOTO(マヤ ホテル キョウト)」が話題だ。フィンランドを代表するデザイナー、ハッリ・コスキネン氏がライトからテキスタイルまで全ての内装の監修を行うこのホテル。客室は “Hut” と呼ばれるカプセル型で、ハッリ氏のデザインの特徴であるミニマルさと相まって、小さな空間がゆえに喧騒から離れた心地よい空間となっている。

1階には、フィンランドを代表する建築家、アルヴァ・アアルトがデザインを手がける「CAFE AALTO(カフェ・アアルト)」が、ヘルシンキに次ぐ2号店目としてオープン。モダンな北欧デザインを体現するガラス食器で有名な「イッタラ」がサポートするテーブルウェアで、伝統料理のサーモンスープやオープンサンドなどフィンランド式の朝食を味わうことができる。本国で愛されている定番のシナモンロールやブルーベリーパイのほか、コーヒーやお酒も提供されるため、一日中いつでもフィンランドのライフスタイルを体感することができる、注目の新スポットだ。

CAFE AALTO
注目されているCAFE AALTO(写真=Shin Ebisu)

2.MOOMIN VALLEY PARK:フィンランド出身の人気者と北欧の世界観を体験

ムーミンバレーパーク
物語の世界観を体現したムーミンバレーパーク 

2019年3月、埼玉県飯能市にオープンした「ムーミンバレーパーク」は、すでに人気スポットになっている。ムーミン谷での暮らしを再現したアトラクションや施設などを通して、物語の世界に入り込んだかのような体験を味わえる。星空観賞会や収穫祭など、季節に合わせたイベントも行っており、今年11月から2020年3月まではムーミン谷初めての冬を迎えるにあたり、プロジェクションマッピングやナイトイルミネーションを使ったイベントを開催している。

さらに「ムーミンバレーパーク」に併設する「メッツァビレッジ」では、カヌーの製作やレンタルができたり、日本一の品揃えを誇る北欧雑貨マーケットでショッピングを楽しむことができるなど、大人も楽しめる北欧テーマパークとなっている。こちらのエリアは入場無料、さらにペットの同伴も可能なため、自然豊かな公園に訪れる感覚で利用することができる。

メッツァビレッジ
カヌー体験もできる、メッツァビレッジ
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文=河村優、督あかり

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