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I study technology disruption in individuals, companies and societies.


例えば最近のアップデートでは、小雨の際にいくぶん不安定だった自動ワイパー動作が改善された。これを実現したのは、全ユーザーから収集した手動ワイパー操作データを学習するニューラルネットワークだ。ディーラーで購入した車や他のメーカーでは、このようなソリューションは望めない。何か問題があれば修理工場へ持っていくように勧められるか、メーカーの責任を伴う深刻な問題があればリコールがかけられるだけだ。

一度販売した車に対して継続的かつ無料の機能・性能改善を提供した自動車メーカーはこれまでになかった。さらにテスラは2017年9月、ハリケーン「イルマ」が米フロリダ州を襲った際、人々が遠方へと避難できるように、対象地域のテスラ車に対して利用可能なバッテリー容量を増やすアップデートを提供する措置さえも取った。

こうしたアップデートが示すものは何か? それは、あなたに車を販売した会社が常に進化し続け、こうした改善を自社の車にどう提供していくかを体系的に考えていると同時に、販売した車がそれを可能にする継続的なデータ源となっているということだ。例えば、自分のテスラ車の燃費について確認すると、関連するあらゆるパラメーターを加味した走行の詳細情報が燃費グラフと共に表示される。

まとめると、メーカーとユーザーとの直接的な関係は、過去に新車を購入したことがある人にとっては新鮮な体験であり、競争力を高める大きな強みとなっている。ライバル企業がこれに対抗するのは難しいだろう。

テスラは、そのソフトウエア戦略によって自動車業界で一歩先を行く存在となっている。今後ほかの業界もテスラを見習い、まるでスマホのアプリのように自社製品のアップデートを提供し始めることになるのだろうか?

編集=遠藤宗生

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