「カレープレイヤー」が増えた2019年。6curry渋谷店長イチオシ最新カレー3選

「カレーのアキンボ」の白石牛のキーマカレー


2. あわくら温泉元湯(岡山県西粟倉村)

あわくら温泉元湯
あわくら温泉元湯。ゲストハウスや日帰り温泉だけでなく、カフェ&レストランを併設している。

ゲストハウスもある元湯に、カフェ&レストランを併設。「Farm to Table」をコンセプトに、産地直送の素材を使ったフードメニューを展開している。なかでも、新井のイチオシは、チキンとアーモンドのカレー(900円)だ。

「カレー屋ではないが、ここで食べることができるカレーが絶品。基本のチキンカレーだが、ごま油の香りやナッツの旨味が感じられておいしい。店主やゲストハウスに泊まりに来た旅人と一緒に食べるのも楽しい時間です」(新井)

日帰り温泉(毎週水曜日休み)は、地元の人たちからも「森のお風呂屋さん」として親しまれている。

あわくら温泉元湯
店内の様子と新井おすすめの「チキンとアーモンドのカレー」。

住所:岡山県英田郡西粟倉村影石2050
電話:0868-79-2129
営業時間:15:00~22:00 (フードLO 20:30) 
定休日:水曜日(要確認)

3. 三燈舎(東京都千代田区)

三燈舎
三燈舎外観とマサラドーサ。

カレー激戦区・神保町にある。インドカレーの名店を輩出している東京・八重洲の「ダバ インディア」出身のシェフが、2019年から始めた南インド料理店。

定番の南インドカレーの定食「ミールス」やビリヤニもあるが、新井はクレープ状の生地でジャガイモなどの炒め物を包む「ドーサ」に注目する。パリパリとした食感が特徴的。

新井は「この店からドーサがブームになっていきそうな予感がする。お酒のおつまみにもなり、みんなで囲みながら楽しめる。店内もおしゃれで落ち着いた雰囲気もあり、ゆっくり食べることができる」と店の魅力を語る。

住所:東京都千代田区神田小川町3-2 古室ビル2階
電話:050-3697-2547
営業時間:ランチ11:00~15:30 (LO15:00)、ディナー17:30~22:00(LO21:00)
定休日:月曜日

「カレープレイヤー」が増えた2019年。その先は?

新井は、カレー作りが好きな人を「カレープレイヤー」と呼ぶ。「2019年は、カレー屋だけでなく、カレー好きな個人が表舞台に出て、スポットライトを浴び始めた」と振り返る。6curryの会員は「一日店長」になる権利があり、カレーを中心とした「場をつくるプレイヤー」になることができる。また、渋谷店では月1回の「カレーバトル」を開催。カレー作りが好きな3人が腕を振るい、投票する企画が人気だ。

新井は「カレーが好きというだけで、幅広い興味関心を持つ、多様な人たちと出会うことができる。これからは店を持たなくても、ちょっとした場づくりができるカレープレイヤーが全国に広がっていくと思う」と予測する。6curryにおいても、「今後は別のコミュニティを形成しているお店などとも協力しながら、積極的にコミュニティをミックスさせていきたい。そして色々な属性の人たちが、自由に行き来できるようになれば、より豊かになると思う」と語った。

文=督あかり

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