「カレープレイヤー」が増えた2019年。6curry渋谷店長イチオシ最新カレー3選

「カレーのアキンボ」の白石牛のキーマカレー

会員制・招待制のカレーブランド「6curry」。会員は毎日1杯のカレーを食べることができ、さまざまな具材やスパイスを混ぜて作るオリジナルメニューの開発への参加や、1日店長としてイベントを開くことができる。

2018年9月に恵比寿に出店し、2019年には続いて渋谷に新店をオープン、ファンを増やし続けている。

「6curryKITCHEN」渋谷店長で、カレープロデューサーの新井一平が、最新トレンドを押さえたオススメの3店を紹介し、2019年を振り返る。

カレーを起点にしたコミュニティは活気付いており、今年はそんな場づくりをする「カレープレイヤー」も続々と誕生したという──。

1. カレーのアキンボ(佐賀市)

カレーのアキンボ外観
「カレーのアキンボ」外観。店主自ら改装した古民家だ

佐賀駅から車でおよそ30分。山の麓で川上峡沿いにある古民家で、敷地の外からは看板が見えず、知る人ぞ知るカレーの名店だ。完全予約制のコース料理のみで、各回ごとに1組最大4人までが予約できる。5000円コースは、肉、魚、野菜で作った日替わりカレー3種を含む6品、デザート、コーヒー付き。

店主の川岸真人が、自ら改装した古民家で営業している。かつては東京・墨田区で「カレーのアキンボ」を経営し、カレーを1000円程度で提供していたが、地元にUターンしたのをきっかけに「じっくりと料理し、お客さん一人ひとりと向き合いたい」と、現在のスタイルに変えた。

仕込みをした上で、客が到着してから米などを炊き始め、出来立てのカレーを提供する。地産地消を心掛け、県産野菜を使い、素材の味を生かすように調理している。また、佐賀県内で店主の知人の畜産農家が育てた白石牛なども使用している。

カレープロデューサーの新井は「お魚やお野菜、お肉など地元の食材を使って丁寧に作られた料理は、カレーの概念を覆すものばかり。店主と会話をしながらゆっくり食べ、お皿にもこだわっているので目でも料理を楽しめます」と語る。

カレーのアキンボ
「カレーのアキンボ」のコース料理は日替わり。地産地消にこだわっている。

住所:佐賀県佐賀市大和町川上475
電話:080-6426-4170
営業時間:11:30、13:30、19:00~で要予約
定休日:木曜日
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文=督あかり

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