これまでの時代では、与えられる課題が決まりきっていたので、なるべく気の合う仲間同士が団結しあうほうが効率がよかったのかもしれません。
しかし変化の時代では、どの方角から、どんな新たな課題が降ってくるのか予想がつかないので、たとえ気が合わなくても、多種多様な考えや趣向を持つ者同士がチームを組んだほうが強くなります。
とはいえ、多様性に富むチームほど、良好な関係を構築するのは困難なのも事実。考え方や趣向が違う者同士が顔を突き合わせると、お互いの意見が対立してしまうからです。だからこそ、近くにいるお互いを見すぎるのではなく、より遠くにある“同じ方向=共通の課題”を見ることが大事になってきます。
これらの法則は、オンラインサロンでも活用されています。例えば堀江さんの宇宙計画や、西野さんのディズニーを超える、街をつくる、などの課題設定は、一見途方もないことのようでいて、実は全く異なる背景を持つオンラインサロンのメンバー同士が同じ夢を目指していくための役割を果たす側面があるのだと思います。
たとえ荒唐無稽であったとしても、チーム内で同じ夢に向かって課題設定をする。しかもその課題が遠ければ遠いほど、実は変化の時代において強いコミュニティをつくることができるのではないかと、僕は考えています。
連載:ポストAI時代のワークスタイル
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