内向的な人が実践できる、人脈作りの3つのコツ

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これを人脈の中で活用するには、より意識的に感謝の気持ちを見せるようにするだけでよい。直属の部下には既に感謝するようにしていたとしても、上司や同僚、元同僚や業界の知り合いに対してはどれほど頻繁に感謝しているだろうか? 大半の人は、そう頻繁に感謝の気持ちを述べていない。

今でも活用している知識を与えてくれた昔の上司たちや、仕事への献身を通してあなたにやる気をくれた昔のチームメンバー、あなたを成長させるため新たな視点を共有したり叱咤激励したりしてくれた業界の知り合いなどのことを考えよう。

人があなたのキャリアにどのように影響を与えてくれたかを毎回考え、メールやテキストメッセージで感謝すること。まずは、感謝メモを週に1度送ることから始めよう。

非常に具体的でよく書かれた心のこもった感謝のメッセージは、仕事で知り合った相手に好感を持ってもらう上で非常に効果的だ。現代の忙しい世の中では、時間を取って誰かに感謝するというシンプルな行為が大きな効果を発揮する。

3. 特に何も必要がないときにも連絡を取る

内向的な人は、自分が求めるプライベシーと同じ水準のプライバシーを相手にも与えようとする。知り合いとのつながりを維持する上で、これはデメリットとなる。何か特定の理由があるときにしか連絡しない可能性があるからだ。

特に理由がなくても相手に連絡を取れば、相手がどのような状況にいるかを気に掛けていることを示すことができる。しばらく連絡を取っていない場合でも、あなたの状況を確認したいという理由で相手から連絡がくれば、それはどのようなときでもうれしいものだ。

まずは、近い将来相手に何か依頼する必要がないことを確認しよう。1、2カ月後に何かを頼むことになれば、相手のうれしい気持ちを害してしまうだろう。近いうちに転職活動を始めたり何かを売り込んだりする予定がある場合は、相手に連絡を取って後から頼みごとをするよりも、最初から相手に支援を求めよう。

人脈を強化するときもあれば、それを活用するときもある。しかしその2つを同時に行うのは困難だ。キャリアの転向と営業のサイクルの合間に強固な人脈を構築することを覚えておくのが重要な理由もここにある。

内向的であったとしても、ネットワーキングを恐れることはない。相手と親しい関係を築き、こうした関係性を育てることに焦点を当て続ければ、必要な支援を全て得ることができるだろう。

翻訳・編集=出田静

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