世界38カ国、800万人が愛読する経済誌の日本版

鶴岡 裕太(右)と田村 淳(左)

The MACALLAN × Forbes JAPAN
The Greedy Talk ~成功の先を目指す貪欲な挑戦者~

<対談第2回>
鶴岡 裕太 BASE 代表取締役CEO
田村 淳 ロンドンブーツ1号2号

「MAKE THE CALL」―リスクを恐れず、大胆な決断で成功を勝ち取るーという信念をもつ、ラグジュアリーウイスキーブランドのザ・マッカランとForbes JAPANが創設した「The Greats of Greed Award」。さらなる成功を目指し貪欲に挑戦するCEO4名が選ばれた。このAwardのアンバサダーには田村淳が就任。田村淳が紐解く、CEO達の挑戦し続けるための原動力とは。


ザ・マッカランの芳醇な香りが漂う特別な空間。田村淳が迎え入れたゲストは、従来の常識を覆し、誰でも簡単にネットショップが開設できるEコマースプラットフォーム「BASE」を生み出した鶴岡裕太だ。

「すごいな」と言ってもらえるのが何よりの喜びだった

田村 淳(以下、田村) 最初に会ったとき、BASEはまだ、シェアオフィスの一角を占めるくらいの存在でしたよね?

鶴岡裕太(以下、鶴岡) 2012年ですね。その当時の僕は大学4年生で、起業することなど夢にも考えていませんでした。ただWebサービスがつくりたいという一心で、続けていただけなんです。

田村 「誰でもすぐにネットショップのオーナーになれるサービスです」と鶴岡さんに言われたけれど、ピンと来ない。だったら試してみようとやってみたら、本当にネットショップがつくれてしまった。しかもすかさず商品が売れていく……。ものすごい時代が来たと衝撃を受けたのを覚えています。

鶴岡 当初は「すごいな」と言っていただけるのが、何よりの喜びでした。それまでは誰かが生み出したものを使うだけだった自分が、逆の立場になれたということ。自分の成果物を誰かが使っているということに、とても感動しました。それまで決して楽しくなかった学生時代が、そこから一気に変わり始めたのです。



気がついたときには、自分だけの人生ではなくなっていた

田村 そこからどのように起業に結びついていったのでしょうか?

鶴岡 「すごいな」の声に純粋に喜べなくなったあたりでしょうか。うれしい反面、支援してくれる方が増えれば増えるほど、それと同時に趣味の域を超え「もう戻れない」と感じるようになったのです。関わった人々の時間、お金などの支援が増えれば増えるほどに。つまり気がついたときには、自分だけの人生ではなくなっていたということです。

田村 人々の想いを背負ってしまった?

鶴岡 そうです。起業して、この自分を信用してくれた人々に恩返しをしなくてはならないと感じたのです。


確信と不安の間を行ったり来たり

田村 そうしたさまざまなリソースが集まってきたとき、鶴岡さんの中ではそれは当然のことだと感じたのでしょうか?

鶴岡 プレッシャーに感じることとの、半々ですね。確信と不安の間を行ったり来たり。最終的には自分では答えを出せず、成功を続けている有能な投資家の方々が信頼してくれているのだから、きっと大丈夫なのだろうと考えることにしたのです。

田村 きちんと経営者の苦悩を体験していたんですね。成功の階段を楽しそうに駆け上がり、いつも飄々としている印象があったので意外です。



長い歴史を誇りながら、先進的な蒸溜所建設を行うなど、人々に愛され続けるブランドを目指して革新を重ねるザ・マッカラン。上場という目標達成でさえ次なるチャレンジへのスタートだと語る鶴岡は、その妥協なきものづくりを支える強い意志に、自身との共通点を見いだした。

何もない自分を信用してくれた人のための上場、そこから始まる挑戦

鶴岡 どんな仕事であれ、毎日つねに楽しいわけではないと思うのです。ただそれを凌駕するほどの喜びが、日頃の大変さを払拭してしまうことができれば、押しなべて楽しいと言えるのではないでしょうか。

まだBASEは7年間の歴史しかありませんが、無事に上場できたことは誇りです。何もない学生時代の自分を信用してくれた人への最低限の恩返しができたということなのですから。しかしこれは、大きな目標であってスタートです。より大きなチャレンジのために必要な準備ができたということだと思っています。これからが真の闘いかもしれません。

田村 上場して、気持ちは変わりました?

鶴岡 日々を過ごしている部分では変わりません。ですが、出会える方が偉大な人が増えたと思います。そうした方々と話しているとみなさん、驚くほど視点が高い。より大きな成果を出している人もたくさんいる。そんな時にはまだまだ劣等感を感じてしまうんですが。


この想いだけはこの先何年、何十年経っても忘れたくない

田村 大胆に挑戦して成功をつかみ取ろうとする人間にこそ、このザ・マッカランはふさわしいと言われています。充分な歴史があるというのに、最近もまた革新的な蒸溜所を新たにつくって、挑戦をし続けている。

鶴岡 弛まず挑戦し続ける強い意志ですね。190年もの歴史の間、常にこだわり続け、革新し続けるということに、とても大きな刺激を受けました。そしてその中心にある想いはずっと変わらないというのも、非常に魅力的です。僕もそうありたい。

BASEの根幹にも「大企業だけじゃない、個人や少人数のチームが成功することで世界は変わるんだ」というポリシーがあるのですが、ザ・マッカランと同じようにこの想いだけはこの先何年、何十年経っても持ち続けていたいと思っています。

田村 確かにBASEがなければ、自分たちのつくったものを売れなかった人々はたくさんいる。BASEのおかげで世の中が変わり、彼らは夢を達成できたとも言えますよね。

鶴岡 ショップオーナーの皆様の夢をもまた、BASEは背負っていると思います。だから我々もザ・マッカランのように妥協せずに、彼らのために大胆に革新を続けていきたい。BASEがよりイノベーティブなサービスを実現するために努力を続けられれば、きっと彼らの夢のランクも上がっていくはずですから。立ち止まるわけにはいきません。



ウイスキーの品質を決定づけるオーク(樽)へのこだわりをはじめ、ザ・マッカランは上質なウイスキーを実現するために、妥協なきものづくりを行っている。そこには、揺るぎないポリシーと強い意志が欠かせない。だからこそ、強い意志を持つ挑戦者には、ザ・マッカランがふさわしい。人々に愛される味わいは、強い意志の元にこそ宿るのだ。





鶴岡裕太(つるおか・ゆうた)◎1989年生まれ。大学在学中の2012年12月(当時22歳)に、BASE株式会社を設立、誰でも簡単にネットショップが作成できるEコマースプラットフォーム「BASE」を7年で約80万店舗が加盟する国内最大級のサービスに成長させた。

「The Greedy Talk~成功の先を目指す貪欲な挑戦者~」特設サイト
https://forbesjapan.com/feat/macallan/

田村淳が「The Greats of Greed Award」を受賞した4名のCEOに成功を求めて挑戦を続ける原動力を聞く「The Greedy Talk~成功の先を目指す貪欲な挑戦者~」。今後登場予定のゲストは以下の通り。ご期待いただきたい。

株式会社アストロスケールホールディングス 創業者 兼 CEO 岡田光信
ラクスル株式会社 代表取締役社長CEO 松本恭攝

Promoted by Suntory Spirits / text by Ryoichi Shimizu / photographs by Shuji Goto / edit by Akio Takashiro

あなたにおすすめ