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プライバシー管理の抜本的見直しを進めているフェイスブックが、アカウント保護まわりのポリシーの重要な変更を行った。フェイスブックは今後、利用者が2段階認証を用いるために設定した電話番号を、「知り合いかも」の表示に用いることを中止する。

このニュースは多くのユーザーにとって、さほど重要なことには思えないかもしれない。しかし、フェイスブックというプラットフォームが最も注力している事の一つが、あらゆるデータを活用して、新たなつながりを生み出していくことだ。

フェイスブックは特定のユーザーの電話番号が、別のユーザーのアドレス帳に載っていないかを調べている。その電話番号が、プロフィール上で公開されているものであれば、問題は無いだろう。

しかし、これまでのフェイスブックのやり方には問題があった。同社はユーザーが2段階認証を設定するために提出した電話番号を用いて、「知り合いかも」のレコメンドを行っていたのだ。

2段階認証の設定は、アカウントを保護する上で非常に有効な手段だ。2段階認証を設定すれば、パスワードに加え認証コードを入力しない限り、アカウントにアクセス出来なくなる。

認証コードを受け取るために、多くのユーザーが端末の電話番号を入力し、ショートメッセージで受け取っている。しかし、ここで入力した電話番号はセキュリティを高めるためのものであり、フェイスブックのレコメンドを助けるためのものではない。

そのような不満の声に応え、フェイスブックは仕様変更を行った。同社のプライバシー部門のMichel Prottiは12月20日のロイターの記事で、「今後は、2段階認証向けに提出された電話番号は、2段階認証のみで利用していく」と述べた。

今回の仕様変更はまずエクアドルやエチオピア、パキスタン、リビア、カンボジアのユーザーに適用され、その他の地域に広がるのは来年の1月以降になるという。

ただし、ここで重要なのは、仕様変更の対象となるのが新たに追加された電話番号のみである点だ。既にフェイスブックの2段階認証向けに電話番号を設定した人は、管理画面からその番号を削除し、新たに追加するまで、電話番号による知り合いかもの表示は続くという。

フェイスブックの2段階認証の詳細については「Facebookの二段階認証の概要とそのしくみ」のページに記載されている。

編集=上田裕資

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