SNS上で大きな力を持つインフルエンサーとは、一体どのような人を指すのか?
インスタの「いいね!」は廃止される?
Instagram社は2019年7月に他者の投稿の「いいね!」を非表示にするテストを実施。自分の投稿に付いた「いいね!」数は確認できるが、他人から見ることはできなくなるというものだ。
目的は、多くの「いいね!」数を獲得しなければならないというプレッシャーをなくすためだとしている。若者のインスタ上での嫌がらせやいじめを減少させ、一般のユーザーも気軽に投稿しやすくなる一方、インフルエンサー達の影響力が測りにくくなる。
実際に「いいね!」が廃止されれば、インフルエンサーマーケティングに置いても大きな影響が出る可能性が高い。
インフルエンサーとは
一般的に言われる「インフルエンサー」とは、ブログや、YouTube、Instagram、TikTokなどのSNSにおいて多くのフォロワーを持ち、他者の購買行動や生活に大きな影響力を持つ発言力の高い人物を指すことが多い。
芸能人やモデル、スポーツ選手や政治家などが自身のアカウントを持ちインフルエンサーになるケースが多いが、近年では圧倒的な支持を集めて活躍する一般人も増えている。
Instagramでは約900万人のフォロワーがいるコメディアンの渡辺直美や、ファッションモデル・女優として国際的に活躍する水原希子がインフルエンサーの代表例として挙げられる。
また、YouTubeでは日本で「YouTuber」という職業を切り開いたHIKAKINや、はじめしゃちょーなどが挙げられるだろう。
彼らは一般人としてYouTubeで活動し始め莫大なフォロワー数を獲得し、TVCMなどで起用されるまでになった。YouTubeでの活躍が認められ、CDデビューするアーティストも増えている。
インフルエンサーマーケティングとは
多くのフォロワーに影響力を持つインフルエンサーを起用し、企業や商品PRを図ることをインフルエンサーマーケティングという。施策タイプとしては主に商品提供、現地訪問、企画がある。
インフルエンサーマーケティングにおける「商品提供」とは、商品を提供し、その感想を一定期間投稿してもらうこと。インフルエンサーが実際に商品を使用して独自の感想を述べてくれるので、広告コピーよりもリアリティがあり、消費者に受け入れてもらえる可能性が高い。
「現地訪問」とは、イベントや展示会などに招待して、その感想や商品PRを投稿してもらうこと。同時期に多数のインフエンサーが投稿することで消費者の注目を集めることができる。
「企画」では、商品企画会議などに参加してもらい、彼ら・彼女たちの声を商品製作に反映する。商品自体にインフルエンサーの声が反映されているので、より消費者に寄り添った企画が可能となる。