理想の顧客を定義する際には、デモグラフィックやサイコグラフィックを考慮しよう。こうしたアプローチにより、他社よりもあなたの企業を選ぶ可能性が高い特定の市場へのマーケティングに資金を集中させることができる。
標的とする層を理解したら、その層にアピールするために使うべき経路や、どのようなマーケテイングのメッセージが共感を得るかをはるかに楽に決定できるようになるだろう。心に留めておくべき大事なことは、「全員」を標的にはできないことだ。広い範囲から始めることはできるが、時間の経過とともに対象を絞るようにすること。
4. アイデアの正当性を確認する
素晴らしい事業のアイデアをそのまま本格的な商品に移すことは避けること。いくつか追加のステップを踏むことで、長期的な視点で見れば数千ドル以上の節約ができる可能性がある。
起業家（特に投資家を探している人）は、商品の試作品を作ることで優位性を得ることができる。スキンケアのクリームにしても焼き菓子にしても、商品の機能的なバージョンである試作品を作れば、潜在的な顧客に提示することができる。標的とするオーディエンスに試作品を導入する素晴らしい方法として、フォーカスグループがある。
フォーカスグループを通してアイデアの正当性を評価し、本格的に事業を開始する前に見識を集めることができる。適切な質問をすれば、その貴重なフィードバックを使って調整を行い、最終的に優れた商品を作ることが可能だ。完璧にすることが目標ではないものの、このプロセスにより時の試練に耐えられる商品やサービスに一歩近づくことができる。
5. 行動を起こす
多くの人が素晴らしい事業のアイデアを持っているが、そのうちそれを実行に移す人はわずかだ。完璧主義や恐怖心に阻まれないように。順序立った方法で小さなステップを踏んで行けば、勢いを維持し、成功を収めることができる。その中で重要な節目を祝い、柔軟性を持ち、素早く行動すること。商品やサービスの継続的な改善に焦点を当てる。
最も重要なことは、自分を信じることだ。米国で人気のテレビ番組「Shark Tank（シャークタンク）」のスターであるロバート・ハージャベックは次のように助言している。
「自分のアイデアや自分自身を、無分別に信じなければならない。もはや、妄想の域に達するほどにだ。あらゆる人がアドバイスをくれるが、ビジネスを始め、成長させ、拡大させる上でどのようなことを経験するかは、実際に体験するまで誰も分からない。語るのは簡単だが、多くを語るのは行動だ」
