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2020.01.04 07:30

事業のアイデアを現実にする5つの方法

Getty Images

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商品やサービスの素晴らしいアイデアを思いつき、「では、これからどうすればよいのか?」と思ったことはあるだろうか? 素晴らしい事業のコンセプトを思いついても、どこから始めればよいか分からないかもしれない。

アイデアを実現させることは簡単ではない。情熱や忍耐力、さらには実行能力が必要だ。重要なのは始めることだ。そうすれば、アイデアの段階から利益を生む事業を作る段階まで進むことができる。ここでは、その素晴らしいアイデアを現実のものとするための5つの基本的なステップを紹介する。

1. 問題を解決する

最初に自問すべきことの一つは、あなたの事業のアイデアがあなたや他者の問題を解決するかどうかだ。大成功を収めた企業の中には、このようにして実現されたものがある。

米下着企業のスパンクスを創業したサラ・ブレークリーは、パーティーに向かう準備をしている中で、自分が白いズボンの下に履いても目立たない適切な下着を持っていないことに気づいた。そこで彼女はハサミを使い、着圧パンティストッキングの足の部分を切った。こうして、彼女のビジネスのアイデアが生まれた。

もう一つの例は、デジタルフィットネスを塗り替えるアプリ、フィットオン(FitOn)の創業者であるリンジー・クック最高経営責任者(CEO)だ。彼女が画期的なアイデアをひらめいたのは、忙しい副社長として働いていたときだ。

「忙しく働く母親として、お気に入りのスタジオでの教室に通うことが不可能に感じるようになった。より実践しやすくて実用的な運動をインターネットで探したが、質の低さやモチベーションに欠けていたことにがっかりした。そこでフィットオンのアイデアをひらめいた」(クック)

2. 市場を調査する

実現可能な市場がなければ、あなたの商品やサービスは実現しない。商品は十分な範囲のオーディエンスに語りかけているだろうか? 十分な顧客層がなければ起業する価値はない。

また、競合企業も評価すること。あなたの商品は競合企業の商品とどのように異なり、どの点が良いだろうか? 競合はどのようなマーケティングを行っているだろうか? 商品販売のためどのような経路を使っているだろうか? これらは全て、時間の経過とともにより強固な事業計画を作るのに役立つ見識となる。

3. 標的となるオーディエンスを定める

事業の強固な基盤を構築するには、標的とするオーディエンスを理解する必要がある。その理由は至って明白だ。商品やサービスを、全ての人に売ろうとすることはできないし、そうすべきでもない。課題や悩みはグループによって異なるため、あなたの商品を売るのに最も適したオーディエンスを特定する必要がある。
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翻訳・編集=出田静

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