2020年の旅行トレンド 予想される8つの変化

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5. ペットとの旅

ミレニアル以下の世代はペットをわが子同然にかわいがっており、親世代が子どもを家族旅行に連れ出したのと同じく、ペットを旅行に連れていきたいと思っている。

しかし、ペットがフライトの間は貨物室に入れられ、旅行中もずっとホテルの部屋で過ごすような旅ではもはや不十分だ。飼い主は、ペットを適切に扱ってほしいと思っており、ホテルにペット専用アメニティーがあることや、ペットと共に時間を過ごせるアクティビティーや食事場所が十分あること、フライト中に十分なケアが提供されることを望んでいる。

6. ビーガン対応

ビーガンになる人は増えており、旅行業者はそのニーズへの対応が求められている。ビーガン対応レストランの増加に加え、ビーガンの人たちは客室に動物性製品を使用していないホテルが増えてほしいと思っている。革製品に限らず、ウールやシルク、羽毛布団などが、より倫理的な代替品に置き換えられる可能性がある。

7. 新たなタイプの旅行者に合わせたクルーズ

ヴァージンは2020年、待望のクルーズ船事業「ヴァージン・ヴォヤージュ(Virgin Voyages)」を開始する。ヴァージンは典型的なクルーズ体験に大きな変化をもたらすことを示唆しており、さまざまなタイプの旅行者から大きな期待を集めている。

流行最先端のデザインや、利用できるのは大人のみという方針、船上タトゥーパーラー、ビーガン対応食により、全く新しい世代や新しいタイプの旅行者がクルーズに関心を持つ可能性がある。他のクルーズ企業がサービスを変化させるきっかけになるかもしれない。

8. 質素な旅

一部の旅行者は、超高級旅行とは正反対の質素な旅を求めるようになっている。こうした旅では、便利なテクノロジーなど、従来型の旅についてくる便利なテクノロジーなどの付加物を全て削ぎ落し、よりシンプルな体験を楽しむ。

宿泊施設の設備やサービスは必要最低限となり、手荷物はできる限り減らすことが奨励される。しかし、一部の旅行者はさらにこれを一歩進め、自然の中で裸で過ごすようになっており、裸で泳いだりハイキングしたりする活動が人気を集めている。

編集=遠藤宗生

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