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ノルウェーのインフルエンサー・マーケティング企業「inzpire.me」の調査で、47%のインフルエンサーが仕事で精神的ストレスを感じていることが明らかになった。

inzpire.meはサイトを利用する1万人のコンテンツクリエイターやインフルエンサーを対象にアンケート調査を行った。さらに、350人の世界的に活躍するインフルエンサーらの回答を集計し、報告書にまとめた。

inzpire.meの共同創業者でCOOのMarie Mostadは、ウェブ上のプロモーションにおいては、リアルさや本物であることの重要性が高まっていると述べた。

「インフルエンサー・マーケティングにおいては、リアルであることが重要だ。人々は同じ興味や目標を持つインフルエンサーを求めている。情報を発信する側は、ありのままの自分を見せねばならない」と述べた。

インスタグラム自体もリアルなコンテンツを追求している。最近では、実物に近い写真を優先表示するアルゴリズムが導入され、一部の美容整形的なフィルターの利用が禁止された。

「インスタグラムは市場のリーダーとして基準を示す責任がある。SNSだけが精神的ストレスの原因ではないが、大手企業が問題に取り組む姿勢を見せることは歓迎できる」とMostadは話す。

一方で、インフルエンサーたちは、人々のメンタルヘルスに関する認識を変えていく役割を果たせるとMostadは考えている。

「インフルエンサーは、世間の人々が精神的疾患を恥と感じる傾向を取り除く役割も担っている。彼らがメンタルヘルスに関する悩みをシェアすることは、同じ問題を抱えた人々の気分を和らげ、問題の改善に対する取り組みを促すことにつながる」

38万9000人のフォロワー数を誇るフリースタイルサッカーで有名なインフルエンサーのTobias Becsは、メンタルヘルスの話題をオープンに語りたいと述べている。自身の悩みを打ち明ければ、フォロアーは好意的に受け止めてくれるはずだと考えている。

「自分の経験をシェアすることで新たな視点を示して、同じ悩みを持っている人の力になれればと思っている」

inzpire.meの報告書は他にもインフルエンサーの平均的な就労時間や報酬、インフルエンサーの倫理などの興味深い話題にふれている。

編集=上田裕資

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