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エアアジア/Getty Images

1970年代に生まれた格安航空業界は、2000年代になるまで大きな成長を見せなかった。

大規模格安便モデルの元祖とみなされているのが、サウスウエスト航空だ。同社は従業員の訓練と維持費を最小限に抑えるため、航空機の種類を一つに限定するとともにターンアラウンド(航空機が着陸後に再び離陸すること)を効率化して時間を短縮し、低コストモデルを成功・拡大させてきた。

イージージェットとライアンエアーは2000年代初頭、サウスウエストの手法を基に、欧州でこの低コストモデルを再現した。大きな違いは、格安航空会社(LCC)各社が規制緩和の恩恵にあずかると同時に、インターネット上で直接チケットの予約が可能になり、コスト削減がさらに進んだことにある。

航空便利用の相対費用は現在、1990年代初頭と比べて約40%低い。LCCは世界中で成長を始め、主要プレーヤーとなるだけでなく、以前は事業規模で差をつけられていた大手航空会社を追い抜くことも多くなった。

LCCは過去10年間、特にアジアや欧州で大きな成長を遂げてきた。乗客にとってはしぶしぶかもしれないが、両地域では今や、多くの人が旅行の際にLCCを利用している。LCCの値段は特に短距離便で他が太刀打ちできないほどに安いからだ。

それでは、LCCの中で最良の企業はどれだろう? 多くのLCCは、驚くほど安い最低運賃や定時到着の多さなど、さまざまな基準を用いて客を呼び込もうとするだろう。ここでは、どの航空会社が本当に格安で、どれが落胆に値するものかを評価する。

英航空サービス調査会社スカイトラックス(Skytrax)は、世界のLCCランキングを発表している。以下に今年の順位と、航空業界の中でも非常にダイナミックで流動的なLCC分野で予想される来年の動向を紹介しよう。

1位 エアアジア
2位 イージージェット
3位 ノルウェー・エアシャトル(ノルウェジアン)
4位 サウスウエスト航空
5位 エアアジアX
6位 ジェットスター航空
7位 ウエストジェット航空
8位 インディゴー
9位 ライアンエアー
10位 ユーロウィングス
11位 スクート
12位 ジェットスター・アジア航空
13位 PALエクスプレス
14位 ピーチ
15位 ブエリング航空

世界最高のLCCになんと11年連続で選ばれたのはエアアジアだ。恐らく来年もこの状況は変わらないだろう。同社はロンドン便や米西海岸便の復活を計画しているほか、既にハワイ便の運航ルートも増やすなど、長距離便の拡大を続けている。エアアジアは価格とサービスの両方において、LCCの新基準を確立した。

編集=遠藤宗生

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