素晴らしい転職先を射止めるため 心に留めるべき2つのこと

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あなたは転職したいと考えている。現在の仕事では素早く昇進をすることができず、給料はあなたの価値に見合った額からは程遠いことが理由だ。さらに、上司は高圧的なマイクロマネジャーで、経営陣は無知だ。従業員の削減が次第に迫っている一方、あなたは陰で人の足を引っぱる同僚に嫌気が差し、疲れている。

今日をあなたの新年と考え、転職活動を今すぐ始めよう。活動開始を1月まで先延ばしにしないこと。1月はすぐに2月、3月となり、いつまでたっても開始できないだろう。

今年の終わりは2010年代の終わりでもある。キャリアにとって建設的で意義があることをするには完璧なタイミングだ。今の仕事に良い面がないのであれば、より良い仕事、あなたを評価してくれて給料もより高い仕事に転職すべきだ。ここでは、心構えと転職活動の基本の2つの重要な点に焦点を当てる。

まず初めにすべきことは、準備を整えることだ。求職者が抱える大きな問題の一つは、多くの“荷物”を抱えていることにある。現職の状況に怒りを感じ、自分がとても不当な扱いを受けていることに不満を持っている。

現職や勤務先、同僚、上司に怒りや苦々しさを感じていると、それは他者にとって痛いほど明白だ。面接プロセスに関わる人はあなたから敵意を感じ、それに不快感を覚える。人材を必要としている管理職など面接プロセスに関わる関係者らは、あなたが我慢ならない環境に置かれていることを頭では理解できても、潜在的な問題はいかなるものも引き継ぎたくないと思っている。

関係者は、問題は上司や同僚ではなく、あなたにあると思うだろう。誰が正しくて誰が間違っているかを見極めるためにリスクを取るほどの価値はない。採用関係者はあなたを丁重に不採用とし、次の応募者に移るだろう。

たとえ現在の職務に比較的満足していたとしても、新たな仕事を探し始める前に自分自身について考えることが必須だ。自信を放つような、前向きな態度を身に付ける必要がある。悪い感情や憎しみは忘れ、肩の荷として持って回らないこと。

白紙の状態から転職活動を始める。現在しがみついているかもしれないような後悔や恨み、怒りは忘れよう。ポジティブな雰囲気や自信、決意、熱意、やる気がにじみ出るようにする必要がある。
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翻訳・編集=出田静

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